住友化学(4005)【サウジの石火コンビナート「ペトロラービグ」が業績寄与!】


住友化学  [4005] 東証1部 時価:592円

住友化学(4005)がサウジアラビアで展開する世界最大級の石油化学コンビナート「ペトロラービグ」が安定稼働を実現し、業績に寄与し始めている。ペトロラービグの2014年12月期当期利益は、前期比89・7%増の6億8100万リヤル(約218億円)と過去最高を記録。16年から第2期設備が順次稼働するため、安定稼働の継続が重要課題となる。
ペトロラービグは住友化学の持分法適用会社。住友化学とサウジ国営石油会社のサウジアラムコが37・5%ずつ出資している。14年10―12月期は1億9800万リヤル(約63億円)の当期赤字を計上したが、14年9月までに化学品の採算改善で大きな利益をあげたため、14年12月期では最高益となった。この結果、住友化学の14年4―12月期連結決算の持分法投資利益も200億円(前年同期は4億円の損失)に大幅改善した。
ペトロラービグは第1期計画で総額約1兆円を投じた石油精製・石油化学プロジェクト。第2期計画では同約5200億円を投じ、エチレンの年産能力を30万トン増の160万トンに増やすなど複数の化学品増強計画を打ち出しとぃる。
 最大の武器は日本の石化コンビナートが使うナフサ(粗製ガソリン)の約20分の1の価格で調達できるエタンを原料に用いていること。18年ごろに生産が本格化する北米のシェールガス由来のエタンよりも安く、価格競争力があるのが最大の強みである。
又、同社の石飛修会長はこれからの化学会社は単なる材料提供だけでは生き残れないとして、「顧客の技術革新ニーズに応えるべくあらゆる手を打つ」として、化学や電子材料、医薬などグループ内で技術連携するほか、「他社とのオープンイノベーションや買収なども検討する」としていることから、持続的成長を目指していることから、押し目を注目しておきたい。
2015/03/11/8:40