ダブル・スコープ(6619)【中国・Lishen(天津力神電池)向けが順調に拡大し、大幅増益!】

ダブル・スコープ  [6619] 東証M部 時価:879円

ダブル・スコープ(6619)は独自の高分子フィルム技術を駆使したリチウムイオン二次電池用セパレータの製造・販売の専業メーカーです。リチウムイオン二次電池(LiB)は、現在モバイルPCなどの携帯型電子機器や、ハイブリット自動車や電気自動車などの環境対応車用、電気貯蔵、定置などのストレージ用として幅広く使われています。LiBセパレータには、一般的にポリオレフィン製の微多孔膜が用いられており、正極材と負極材を隔離しつつ、正極・負極間のリチウムイオンの伝導性を確保する役割があります。また電池が異常発熱し高温状態になった場合、ポリオレフィンが溶融して孔を塞ぐ安全機能(シャットダウン特性)により、リチウムイオンの移動を阻止して安全に電池の機能を停止させる重要な役割があり、電池の安全性を担っています。
同社は、米国A123社向けが順調に伸びている他、韓国LGグループへの積極的な販売活動と、連結売上高の66%を占める中国市場で著しく伸びたことから、売上高が45,22億円と、前年同期比66,4%増、経常利益は前期比5,8倍の6,9億円に急拡大し、15年3月期も前期比13,8%増の7,9億円に伸びる見通しとなって、3期連続増収になる。同時に今期の年間配当は11年12月上場以来となる5円にする方針としている。
LiB市場は今後も拡大基調が続くと予想され、その中でも特にセパレート市場は数量ベースで年率28%の伸びが続くと予想されており、現在4号ラインのフル稼働により、生産能力拡大しており、5号ラインもマーケティングの進展を見て着工タイミングを検討中であります。
LiBの主要4部材の中で、セパレータは最も参入障壁が高い。相対的に競争優位な事業環境にあるため、中期的な価格下落リスクが小さく、限界利益率も高いことから、再び同社にビジネスチャンスが到来してきたと言えるでしょう。
2015/03/16/8:10