シリコンスタジオ(3907)【世界でも希有な光学的に正しいポストエフェクトミドルウェアの「YEBIS


シリコンスタジオ  [3907] 東証M部 時価:12,600円

シリコンスタジオ(3907)の世界的な技術の一つである、ポストエフェクトミドルウェアの「YEBIS」について紹介したいと思います。
ポストエフェクトとは,レンダリング結果に対して後から化粧を施すこと。レンダリング結果に対して,アルゴリズムでレタッチを施すようなイメージと理解すれば分かりやすいでしょう。
ゲームグラフィックスは,三次元の空間上に配置したオブジェクトを視点から撮影するような感じで描画しているわけだが,現実世界で起きているさまざまな光学的現象を,すべてシミュレートして描画を行うわけではない。たとえば,光が空気中を進めば拡散するし,カメラで何か撮影していれば,カメラの撮影機能に依存した光学的な効果が付加される。これをまじめにレンダリングだけで再現しようとすると,レイトレーシングやパストレーシングといった手法を利用する必要があるわけだが,ゲームのようなリアルタイム性重視のグラフィックスではそうはいかない。
そこで,シリコンスタジオが長年かけて培ってきた“光学的に正確なシミュレーションに基づくポストエフェクト技術”を既存のゲームエンジンやグラフィックスエンジンでも使いやすい形で組み込めるようにまとめたものが,YEBISというミドルウエアで,「YEBIS 3」はその最新版であります。
YEBISでは,ゲームグラフィックス表現では必需品ともいえるポストエフェクト機能を一通りさまざまな実装法で取り揃えており,ターゲットとするプラットフォームのGPU性能に合わせて適用できる。PlayStation 4(以下,PS4)やXbox Oneといった最新世代の据え置き型ゲーム機から,iOSやAndroidといったモバイル端末までと,対応プラットフォームが幅広いのも特徴的であります。
さて,ポストエフェクトはレンダリング結果に加える後化粧ではあるのだが,適当に化粧するだけでは,むしろおかしな映像になってしまうことが多い。そこでYEBISでは,さまざまなポストエフェクトを光学的,あるいは物理的に正しくなるようにシミュレーションしているのが特徴となっている。
最新版のYEBIS 3では,光学系シミュレーションをともなうポストエフェクトの種類や品質,精度を高めており,リアルタイムでありながら,ほぼ映画向けCG並みの品質を実現できるようになりました。
近年のゲームグラフィックスは物理ベースレンダリングが主流になってきており,従来以上にフォトリアル志向が強まっている。これにともなって,ポストエフェクトも光学的に正確なものが求められてきており,これに応えるのがYEBIS 3であると,シリコンスタジオではアピールしています。
もともと国内では高い実績を誇っていたYEBISだが,最近では海外のゲームスタジオにも採用事例が広がっており、同社が世界に発信出来る技術の一つであり、注目してはいかがでしょうか。
2015/03/19/ 7:45