三井不動産(8801)【東京駅前、八重洲に超高層ビル2棟を建設!】

三井不動産  [8801] 東証1部 時価:3,691円

三井不動産(8801)はビル・住宅・ショッピングセンターなどの複合的な街づくりを得意とする日本の大手総合不動産デベロッパーである。製造業の海外移転などで遊休となった工場跡地に開発する物流施設事業や、海外での不動産開発事業も積極化している。日本橋、八重洲、大手町、日比谷などで大型の再開発案件を抱え、成長ポテンシャルは大きい。
14年夏に公募増資で調達した資金3,300億円で不動産の開発投資を行い、成長余地を広げることが期待されている。増資資金に財務レバレッジ(梃子の効果)をかけることを考慮すると、8,000〜9,000億円の投資余力があると見られるが、米国ニューヨーク市で1,500億円規模の投資を決めた他、三井不動産(8801)と東京建物(8804)は、東京駅前の八重洲に超高層ビルを2棟建設すると発表した。合計の延べ床面積は50万平方メートルを超え、都内一のノッポビル「虎ノ門ヒルズ」2つ分にあたる広さとなる。三井不動産のビルは主にオフィスだが、高級宿泊施設や、もともと開発地域にある中央区立の小学校も入るという。2023年度末までに2棟とも完成する。2棟とも地下に巨大なバスターミナルを整備する。空港など結ぶバスの発着所となる。事業費は周辺の開発予定地も含めると6千億円を超える。三井不動産は地上45階・地下4階建てビル(高さ約245メートル)を建設する。このビルの隣接地に地上10階建てビルも建設し、21年度までに完成させる。
同社は、2018年3月期が最終年度の6年の中期経営計画「イノベーション2017」を遂行中。15年3月期は前半の最終年度にあたるが、順調に進捗している。計画当初の15年3月期の営業利益計画は1,630億円だが、賃貸事業や不動産マネジメント事業の好調で14年3月期に1,725億円と1年前倒し達成し、15年3月期は投資家向け分譲事業が好調で1,830億円を達成したと推定でき、中期計画の後半も、賃貸事業や投資家向け分譲事業の環境は良好で、増益基調を続けると予想される。多くの開発案件を抱えており、成長ポテンシャルも高く、含み益を加味した資産価値から見れば、株価も上昇基調が続くと考えられることから、押し目を狙ってみたい。
2015/04/13/ 7:55