グンゼ(3002)【未来のピアノ鍵盤は「布」!ニット布地の鍵盤で楽曲が弾けます。】


グンゼ  [3002] 東証1部 時価:329円

ニット布地の鍵盤で楽曲が弾けます-。グンゼ(3002)はこのほど、「導電性」のある布のニット(編み物)を用いた「ピアノ鍵盤」の試作品を公開した。見た目も素材も「布」そのものだが、電気が通るため、人が鍵盤に触れて実際に演奏が可能。グンゼは他社と組み、同技術を応用した製品化を急いでいる。 従来のアパレル技術を生かし、ニット状の布地に導電繊維を編み込んだ「導電性ニット」を開発。導電繊維が「配線」と「電極」の役割を果たす。
 布の鍵盤の例だと、鍵盤一つ一つの中に埋め込まれた「電極」があり、人の指が触れたことを感知。その信号が布の中の「配線」を通じて送信され、パソコンで処理後、スピーカーから音が出る仕組みだ。 ニットは柔軟性や伸縮性があるため、小さく折りたたんだり元の状態に戻すことが容易。本来ならかさばる鍵盤を丸めてかばんの中に入れて持ち運び、出先で演奏もできるわけだ。 この鍵盤はあくまで同技術をわかりやすく見せるための試作品で、ポイントは身体の信号を布のセンサーから取得できる意外性だ。「例えば、スーツの腕の部分にこの素材を埋め込み『スイッチ』とし、スマホと連携させる。着信があると腕にサッと触れて操作することも想定できる」としている。
今回、日産自動車(7201)と山梨大学、信州大学が共同開発した、軽量で安全、かつ洗濯耐久性に優れた導電性繊維「有機導電性繊維」を使用し、同社と信州大学が共同で、ウエアラブル対応をめざしたニット素材を開発し、今年1月に「第1回ウェアラブルEXPO(装着型デバイス技術展)に出展したところ、ウエアラブル(身に着けられる)端末としての可能性に関心が集中していた。すでに他社からも同技術を用いた共同開発の依頼が数件寄せられ、製品化に向けた具体的な検討が進められていることから、今後の動向に注目したい。
2015/04/28/8:00