ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J-TEC)(7774)【自家培養軟骨「ジャック」の適応症拡


J-TEC  [7774] 東証JQ部 時価:1,517円

ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J―TEC)(7774)は、再生医療製品の新規開発を進める。患者本人の軟骨組織を元にする自家培養軟骨「ジャック」について、現在は膝(しつ)関節向けだけの適応症を別の関節向けにも拡大、2016年3月期中には治験を始めたい考え。並行し、現在の製造販売承認の条件である欠損面積の緩和も求める。また、適応症は未定だが、他人の細胞組織を元にする他家(同種)培養製品も16年3月期中には治験を始めたい考えだ。
 「ジャック」は、スポーツや事故などで膝関節を痛めた患者(膝関節外傷性軟骨欠損症、変形性膝関節症を除く離断性骨軟骨炎の患者)から健康な部分の軟骨を取り、培養して患者に戻す製品。今後、膝関節以外の関節にも使えるようにするため、治験を始めたい意向だ。また、「ジャック」を含め現在の製品はすべて自家培養製品。患者本人の組織を使うために数の広がりに限界がある。事業として、よりスケーラブルな他家培養製品をパイプラインに加える方針。16年3月期中には治験を始めたい意向だ。
又、同社は経済産業省が公募した平成27年度「再生医療の産業化に向けた評価基盤技術開発事業(再生医療等の産業化に向けた評価手法等の開発)」において、同社の申請事業が採択されたと発表した。臨床試験(研究)における有効性評価方法、品質評価方法、生産の自動化・合理化工程の同等性評価方法、品質管理に供する標準品の妥当性評価方法を研究するという。
同社の15年3月期の最終損益は6、9億円の赤字(前期は8、27億円の赤字)に赤字幅が縮小し、16年3月期も5、88億円の赤字に赤字幅が縮小する見通しとなった。
2015/05/21/8:40