日清紡HD(3105)【カーボンアロイ触媒 20年にも燃料電池に採用か!】


日清紡HD  [3105] 東証1部 時価:1,396円

日清紡(3105)が開発している『カーボンアロイ触媒』が、2020年までに定置用燃料電池の"白金レス触媒"として採用されそうだ。カナダのバラード・パワー・システムズは現地時間26日、日清紡と触媒開発に関する共同研究契約を締結したと発表した。触媒の詳細は明らかにしていないものの、燃料電池の製造コストを10〜15%減少させる目標を掲げているだけに、白金を代替する新触媒の搭載が予想される。日清紡では今回の契約でカーボンアロイ触媒の量産化にめどをつけ、燃料電池車(FCV)への採用に弾みをつける。
燃料電池は、その環境性能の高さから自動車や家庭用向けに需要拡大が見込まれていますが、その本格的な普及にあたっては、高価で有限な資源である白金に代わる触媒の開発が不可欠と言われてきました。
同社が開発した『カーボンアロイ触媒』は、希少資源を一切使用せず、工業的生産が可能なカーボンを主原料にしているため、安定した供給体制で燃料電池のコストを大幅に抑え、燃料電池の本格的な普及を加速するものと期待されています。
また、白金は発電中に溶解し、燃料電池の部材を腐食させることが指摘されていますが、『カーボンアロイ触媒』ではこの問題は発生せず、白金に比べ電池寿命を長くできると考えられております。
同社では、2006年から群馬大学 尾崎純一教授とカーボンを使った白金代替触媒の共同開発に取り組み始め、2008年6月からは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトにも参加し、支援を受けて開発してきました。
同社の15年3月期の連結経常利益は前の期比6.9%減の206億円になったが、16年3月期は前期比21.1%増の250億円に拡大する見通しとなり、1株利益は100,98円を予想しており、6期連続増収になる。同時に、今期の年間配当は前期比15円増の30円に大幅増配する方針とした。
2015/05/29/ 7:30