ユーグレナ(2931)【航空機にバイオ燃料、東京五輪で活用!】

ユーグレナ  [2931] 東証1部 時価:1,740円

政府は藻類や木くずをもとにした航空機向けバイオ燃料を2020年の東京五輪までに商用飛行で使えるようにする。
7月に日本航空(9201)や全日本空輸(9202)、IHI(7013)、石油元売りの業界団体などと協議会を設立し、燃料の生産・供給方法を官民で整える。石油系燃料から置き換え、燃料源の多様化や二酸化炭素(CO2)排出量の削減につなげる。
バイオ燃料はトウモロコシや木くず、藻などの植物を主原料としており、ガソリンや軽油など石油系燃料と混ぜて使う。国内では自動車で普及が進むが、航空業界の使用例は09年の日航による試験飛行など3回にとどまる。航空機は氷点下の高度1万メートルの飛行に堪えるため燃料の採用基準が厳しく、バイオ燃料活用が後手に回っていた。
 政府が立ち上げる官民協議会には航空会社やバイオ燃料の開発企業など15〜20程度の企業・団体が参加する。20年の東京五輪に向け、バイオ燃料の原料の生産・貯蔵・給油のプロセスを早期に確立する。供給できる空港の数や場所も決める。 
国際航空運送協会は温暖化対策の一環で、航空機のCO2排出量を50年までに05年比5割減らす目標を掲げている。CO2を吸収して育つ藻類など植物の活用は欧米でも導入機運が高まっている。米シェブロン社は石油系製品と混ぜなくて済むバイオ燃料の開発を進めている。
ユーグレナ(2931)は米石油大手シェブロンから技術供与を受けて、航空機向けバイオ燃料の精製プラントを国内に建設することになった。
同社は18年までの稼働を目指し、投資額は数十億円とみられるという。植物由来のバイオ燃料を航空機向けに精製するプラントはアジア初で、最初の供給先は資本関係のあるANAになるとみられるという。
同社の業績は、15年9月期第2四半期累計の連結経常利益は前年同期比6.2倍の3億1100万円に急拡大しており、通期の同利益も従来予想の2億5600万円→3億8400万円(前期は1億9100万円)に50.0%上方修正し、増益率が34.0%増→2.0倍に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなるほど好調である。
2015/07/02/8:00