塩野義製薬(4507)【エイズ治療薬「テビケイ」拡大で安定した利益成長へ!】


塩野義製薬  [4507] 東証1部 時価:4,870円

塩野義製薬(4507)はフジテレビで50年も続いている長寿番組「ミュージックフェア」の提供でお馴染みの製薬企業である。
過去には抗生物質の販売で急性疾患治療薬のトップを占めたが、現在では高脂血症治療薬「クレストール」、エイズ治療薬「テビケイ」の創製企業として慢性疾患領域に事業展開を移している。
「クレストール」の世界売上はピーク時の11年度で66億ドルに達し、「テビケイ」はピーク年商50億ドルが見込まれる。両薬剤の世界的拡大で、国内製薬企業の中では安定した利益成長が見込まれる。ヤンセンに導出したアルツハイマー病治療薬「JNJ-54861911」と、新規メカニズムのエイズ治療薬の開発動向に焦点が移る。未治療領域の新薬であり、有効性が示されれば大型化が期待される。
今後は、更に抗うつ剤「サインバルタ」の売上拡大も加わる。5月に線維筋痛症の適応拡大を取得しており100万人のうつ患者の市場から、潜在患者200万人と言われる市場もカバーする。導入元のイーライ・リリー社との契約変更から、収益性向上の段階にも入る。中期経営計画の目標ROEにおいて18.3期は12%が掲げられているが、16.3期で13%台への向上を予想する。収益性の向上は、最終的には株主還元策の向上に繋がる。中期経営計画の会社目標数値を用いると、18.3期までの3年間で獲得利益の55%が株主に還元されることが可能となる。
また、グローバルで開発中のオビオイド系鎮痛薬による便秘症緩和薬「naldemedine(ナルデメジン)」の国内第3臨床試験結果が良好であり、非常に有望な治療薬となる可能性がでてきた。
2015/07/13/8:10