中部飼料(2053)【トラフグの全オス化に世界で初成功、今冬初出荷へ!】

中部飼料  [2053] 東証1部 時価:1,018円

高級食材として人気のある「白子」と呼ばれるフグの精巣を“人工的”に生産する試みが実現化しつつある。
配合飼料大手の中部飼料(2053)が、交配で生まれるトラフグすべてをオスにする技術を世界で初めて確立した。フグは外見では性別を見分けることが難しく、調理するまで分からなかった。 白子として珍重される精巣が採れるオスとして出荷すれば、従来より高値で取引できる。 一方、量産手法の確立で、消費者にとっては高級食材が身近になる可能性もある。
トラフグ全オス化は理論自体は確立されていたが、実証が困難だった。同社は8年前に単独で研究に着手。水産部の中尾貴尋氏らの研究グループが大井川試験場(静岡県焼津市)の陸上施設で実証試験を重ね、このほど超オスから採取した精子を使うことによりオスのみ生産することに成功した。超オスはどんなメスと交配してもオスのみが生まれる。 トラフグの染色体は通常メスがXX、オスがXY。同社は全オス化のカギとなる超オスをつくるため、まず稚魚水槽内に女性ホルモン「E2」を10億倍レベルに薄めて投与することによりオスの稚魚を雌化し、効率的に偽メスを生産する技術を確立した。ふ化後約100日まで性が不安定な特性を利用。E2の投与方法や濃度などについては特許を確率している。
こうしてできた偽メス(XY)は遺伝的にはオスのままだが、機能的にはメス。親魚に育て通常のオスと交配すれば25%の確率で超オスが生まれるという。遺伝子操作はしておらず、同社は「安全性に問題はない」と説明しており、多くに取引先から引き合いが殺到しており、今年の冬には食卓に上る予定であります。私達にとって従来よりも身近な食材として食べることが出来ることになり、非常に喜ばしいことであります。
株価が年初来高値を更新したものの、900円台からのボックスを離れたばかりであります。更に、PERは12倍、BPSは1,448円もあり、PBRは0,7倍と低く、割高感は全く感じられないことから注目してよいでしょう。
2015/07/27/ 7:30