中部飼料(2053)【伊藤忠・日ハムと資本業務提携、1Q経常は3.0倍増益で着地!】


中部飼料  [2053] 東証1部 時価:1,063円

中部飼料(2053)と伊藤忠商事(8001)は31日、資本業務提携すると発表した。中部飼が実施する第三者割当増資を伊藤忠とその傘下の伊藤忠飼料と伊藤忠食糧が引き受け、伊藤忠グループは中部飼に7%超出資する。一方、伊藤忠飼料は子会社の株式の過半数を中部飼に譲渡し、飼料製造事業で合弁する。
 中部飼料は8月21日を払込期日として第三者割当増資を実施し、約40億円を調達する。新たに発行する株式の約55%にあたる211万1400株を伊藤忠などが引き受ける。伊藤忠グループが保有する中部飼の株式は、発行済み株式総数で7.37%となる。中部飼は伊藤忠らからの調達資金のうち約22億円を、合弁会社への出資や貸付資金に充てる。
 中部飼は同日、日本ハム(2282)とも資本業務提携すると発表した。第三者増資の約45%にあたる172万5000株を日ハムとそのグループ2社に割り当てる。日ハムらからの調達資金の約18億円で日ハム株を購入し、相互に持ち合うことで、飼料の安定供給や製品開発などで協力を深め、提携を強化する。国内の畜産業界は少子高齢化による市場の縮小に加え、環太平洋経済連携協定(TPP)が締結された後の環境変化を考慮し、一連の提携で競争力の強化を高める。
業績について、16年3月期第1四半期の連結経常利益は前年同期比3.0倍の10.5億円に急拡大し、4-9月期(上期)計画の17億円に対する進捗率は62.2%に達し、5年平均の56.1%も上回った。直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の1.0%→2.4%に改善した。今後は、伊藤忠商事グループ,日本ハムグループとの3社提携によるシナジー効果により大きく飛躍する可能性が高くなってきたことから、押し目を注目したい。
2015/08/03/ 7:50