メディシス(4350)【過去最高業績を更新、今期も2ケタ増収増益を見込む、更にEMシステムズと合弁会

メディシス  [4350] 東証1部 時価:579円

メディカルシステムネットワーク(4350)は、中小調剤薬局向け医薬品等ネットワーク事業と調剤薬局事業を2本柱として事業を展開している。調剤薬局事業ではM&Aも活用したグループ拡大戦略を推進中。10年後に連結売上高で3,000億円規模を目指している。
同社は20日、EMシステムズ(4820)と合弁会社「ME−DEX(ミー・デックス)」を設立することを発表した。この新会社では、これまで医薬品ネットワーク(医薬品の仕入価格交渉、資金決済代行などを行う調剤薬局向け経営支援サービス)加盟店のみに提供していたデッドストックエクスチェンジサービス(DSEサービス=医療用医薬品の不動在庫を店舗間で売買するサービス)を、新会社を通じてイーエムシステムズのユーザーに提供。将来的な医薬品ネットワーク加盟店の獲得につなげていく。新会社への出資比率はメディシスが65%、EMシステムズが35%の予定。
同社の第1四半期決算の連結売上高は前年同期比19.9%増の213.03億円、営業利益が同3.4倍の9.02億円、経常利益が同3.7倍の8.32億円、純利益が同5.6倍の4.08億円と大幅な増収増益となった。
主力の医薬品等ネットワーク事業と調剤薬局事業が堅調に推移したほか、賃貸・設備関連事業における不動産売却等が好業績に寄与した。とりわけ、調剤薬局事業では後発医薬品の利用促進や在宅への取組み強化のほか、M&Aで取得した店舗の業績寄与が大きかった。
2016年3月期の業績は売上高が前期比13.0%増の85,353百万円、営業利益が同14.9%増の3,036百万円と2ケタ増収増益を見込んでいる。
医薬品等ネットワーク事業については、医療費抑制を背景に中小、中堅規模の調剤薬局の経営環境が厳しくなるなか、同社にとっては加盟件数拡大の追い風となる。また、2015年1月に芙蓉総合リース(8424)、4月にEMシステムズ(4820)と業務提携し、サービス内容がさらに拡充されたことも、成長を加速化する要因となる。
調剤薬局事業に関しては、国が推進する地域包括ケアシステムの中で、医療、介護、予防機能を担う拠点として、その役割が今まで以上に重要になってくるとみられている。同社においてもこれらニーズに対応した次世代モデル薬局の開発を進めていくと同時に、M&Aも活用しながら店舗数の拡大を図っていく方針だ。
主力2事業が引き続きけん引役となるほか、財務体質の改善を進めるため、「サ高住」施設のオフバランス化も今期は進めていく予定となっている。
2015/08/21/ 7:50