第一工業製薬(4461)【「イオン液体リチウム二次電池」を人工衛星に世界初搭載!】

第一工業製薬  [4461] 東証1部 時価:341円

第一工業製薬(4461)は、関西大学、エレクセル(京都市)と共同で開発した「イオン液体リチウム二次電池」を、東京大学が開発した人工衛星「ほどよし3号」に、世界で初めて搭載し、ドニエプルロケットにより打ち上げられ、地球周回軌道上で、衛星基本機能の初期運用を順調に進めています。
イオン液体からなるリチウム二次電池は、通常の電解液の代わりに「イオン液体」を用いることで、揮発成分・引火成分を一切排除した新型電池であり、宇宙の超高真空環境でも安定、信頼性が期待出来るということで、世界中で研究されていました。しかし、イオン液体をリチウムイオン電池に適用した場合、イオン液体が負極で分解してしまうという致命的な問題店などがあり、どの研究者も運用はおろか、作動そのものが実現できませんでした。イオン液体は、一般的に 100 ℃以下で液体状態を示すイオン対の化合物で、蒸気圧がなく不燃性です。
第一工業製薬は安全性とイオン導電性が高いことから、リチウムイオン電池やキャパシタなどの電解質用途への開発 を進めてきました。エネルギーデバイス分野の次世代材料や、環境への影響を少なくするグリーンソルベントの一つとして、今後、大いに注目されることでしょう。
更に、同社は三重県四日市市に約120億円を投じ、新工場を建設しました。これは、新規事業として経済産業省から支援を得た、鋼鉄の5分の1の軽さで鋼鉄の5倍の強度を有する次世代素材として「「セルロースナノファイバー」の応用技術や用途開発を加速させ、進行中のパイロットプラントで実証を完了し、次の拡大ステップに入るためであります。なお、新工場は商品開発の実証工場としての機能も備えた企業価値を高める集合拠点を目指し、15年9月に操業を開始する予定であります。まずは燃料電池用部材や電子基板用絶縁材料を増産するほか、トンネル工事用固結剤の生産能力も増強する予定であり、今後の成長が期待されることでしょう。
2015/08/27/ 7:30