第一工業製薬(4461)【コンクリート被膜養生剤「クラテキュア」を「リニア」工事向けに増産!】


第一工業製薬  [4461] 東証1部 時価:372円

第一工業製薬(4461)の会長兼社長の坂本隆司氏は、「三重県四日市市で10月に本格稼働する新工場を軸に事業を拡大する。60億円を投じ、まず第1プラントや事務棟を設けた。同市の既存工場から3素材の生産を順次移管する。土砂やトンネルの壁を固める材料を増産する。リニア新幹線の工事開始などで増える需要を取り込みたい。」と述べています。
リニア新幹線の工事向けに需要が急増しているのは、同社が開発し、国土交通省の「NETIS」にも登録されているコンクリート被膜養生剤「クラテキュア」であります。
「クラテキュア」は、医薬品や化粧品などにも使われる油性成分を主体とした乳化物であり、型枠を取り外した後でコンクリート表面に1回噴霧するだけで十分な水分蒸発抑制効果が得られるので、安全面や施工コスト面からも効率且つ合理的な薬剤であります。スプレーを噴きつける事が出来る状況であればどこでも使用出来るので道路やトンネルの他、橋梁ダムなどの巨大構造物からボックスカルバート、テトラポットなどのコンクリート2次製品に至るまで、あらゆる用途で優れた特性を発揮することが出来る製品であります。
更に、「燃料電池部品、電子回路用絶縁材料の生産量も増やす。」、「重さは鋼鉄の5分の1で強度は5倍以上の新素材『セルロースナノファイバー』も拡大したい。2013年に塗料やインクの増粘剤『レオクリスタ』として商品化したが、さらに用途開拓できる。レオクリスタは透明で高粘度なジェル状だが、液体のようにスプレー噴霧に向く特徴がある。ベタ付きが少なくさっぱりした使用感を出せるので化粧品向けに拡販したい」と「新工場はマザー工場に位置づけ、研究開発機能を持たせている。開発者が生産現場を間近で見ながら仕事を進める。「材料メーカーにとって研究開発の強化は何よりの課題だ」。又、「株主や投資家と対話する場を増やしたい」。
15年3月期に8%強だった自己資本利益率(ROE)は20年3月期には10%を目指す」と意欲的であり、今後の成長に自信をみなぎらせており注目したい。
2015/09/01/8:00