ユニチャーム(8113)【使用済み紙おむつのパルプ再生技術を開発!】

ユニチャーム  [8113] 東証1部 時価:2,346円

ユニ・チャーム(8113)は使用済み紙おむつのパルプを再生する技術を開発した。商品に使用されていた状態と同等の品質まで回復できる。紙おむつは高齢化で廃棄の増大が見込まれるが、現状ではほとんどが焼却処分されている。
同社はパルプ再生技術で紙おむつの原料を繰り返し使う循環型リサイクルの実現に道筋をつけ、環境負荷低減に貢献する。使用済み紙おむつを樹脂系とパルプ系の材料に選別し、取り出したパルプ系材料の品質を高める技術を開発した。今後、紙おむつの材料として再利用できるか検証する。老人福祉施設や病院、家庭からの回収方法が確立できれば、紙おむつの循環型リサイクルを構築できる。
パルプの再利用は廃棄物削減に加え、新たにパルプを生産するエネルギーも低減できる。東京都市大学の伊坪徳宏研究室と環境影響評価を実施したところ、再生パルプを使った紙おむつは固形燃料化よりもCO2排出量が少なく、社会全体への環境負荷も低減できることも分かった。
同社の15年12月期第2四半期累計の連結営業利益は347億円となった。訪日外国人や輸出など広い意味でのインバウンド需要増加が寄与した。同社の高原社長は、「金額ペースで日本の紙オムツの約20%が日本人以外の消費」と述べ、来年度も倍に拡大することが見込めるとした。更に、「原材料価格の90%近くが石油由来であり、原油価格の下落は、原材料価格に対して好影響」として下期には期待出来るとしていることから、中長期狙いで押し目を注目しておきたい。
2015/09/02/ 7:55