ノリタケカンパニー(5331)【電極京成コスト5分の1の「電子ペースト」を開発!】


ノリタケカンパニー  [5331] 東証1部 時価:257円

ノリタケカンパニーリミテド(5331)は「ノリタケ」ブランドで展開する高級食器の老舗であり、1919年には国内で初めて食器絵付け用の金液の開発に成功。67年には基板に回路を直接印刷する「厚膜印刷」の技術も開発。この時開発した絶縁ガラスペーストがその後の「電子ペースト」事業の出発点となった。食器は中国など海外の低価格品が台頭して伸び悩んでおり、近年は多角化を積極的に進めています。なかでも、材料技術を応用した「電子ペースト」や工作機械向けの「工業用砥石」は同社の屋台骨を支えるまでに成長しております。
同社は、セ氏250〜350度程度で電極を焼成できる銀の「電子ペースト」を開発しました。
同社が新たに開発した「低温焼成ペースト」はマイクロ(マイクロは100万分の1)メートル単位まで微細化した銀を主成分とし、樹脂や溶剤と混ぜたもの。耐熱性能の高いポリイミド樹脂製の基板なら250〜350度で焼成できるという。250〜300度で焼いた場合、完成した回路の電気抵抗は熱硬化法の15分の1程度に下げることが出来るほか、材料の使用量を減らせるため、材料コストを5分の1に低減できる可能性もある。電子ペーストは「厚膜電極材料」とも呼ぶ材料で、金、銀、ニッケルなどの金属やガラス、セラミックスの微粉末を「ベヒクル」と呼ばれる樹脂が溶けた溶剤に混ぜてペースト状にしたもので、小型化、高性能化が進む電子部品や太陽電池の製造に多く使われる。
同社の2015年3月期の連結売上高は前の期比11・7%増の990億円。セグメント別で見ると食器は96億円にとどまり、工業用砥石などを含む工業機材は472億円、電子ペーストの73億円を含むセラミック・マテリアルは304億円に上る。特にセラミック・マテリアルは連結営業利益21億9千万円のうち、15億4千万円を占める稼ぎ頭となっている。
2015/09/08/8:10