大林組(1802)【海水練コンクリートを塗装工事に初採用!】

大林組  [1802] 東証1部 時価:1,023円

大林組(1802)はコンクリートの練り混ぜ水に海水を使用した海水練りコンクリートを舗装工事に初めて適用した。通常のコンクリートと比べ耐久性と強度があり早期に固まるので、通行止め期間を短くでき耐摩耗性も向上する。工事のコストは同等に抑えられる。
海水練りコンクリートは、圧力が加わっても水が漏れたり流入したりしない機能に優れている岩塩層に着目して2013年に開発したコンクリート。海水のほか高炉スラグや海水用特殊混和剤などを使用。強度、遮水性、耐久性で岩塩層と同等以上の人工岩塩層として活用できる。
 これまでに東日本大震災の港湾復興工事で港湾用ブロックとして初適用されており、今回、JFEスチール東日本製鉄所千葉地区構内の舗装コンクリートとして適用した。今後は鉄筋コンクリート構造物や、放射性廃棄物処分場など遮水性が要求される構造物への適用を進める。真水の入手が困難な地域での活用などさまざまな用途展開を目指すとしている。
受注は1兆7800億円と前期比6,3%減の計画としているが、首都高速道路の初の大規模更新となる高速1号線の東品川桟橋・鮫洲埋め立て部工事で技術提案が評価され、同社JVが受注された。リニア新幹線工事がスタートや、何度の高い道路更新や建築、土木とも手持ち工事が高水準で消化順調であり、更に全国各地で台風等による洪水被害を受けて、道路や橋梁の修復工事も加わることで増額修正の可能性が高く、押し目を注目したい。
2015/09/15/8:20