第一工業製薬(4461)【セルロースナノファイバー(CNF)、実用化段階に入る!】

第一工業製薬  [4461] 東証1部 時価:380円

次世代のバイオマス素材、セルロースナノファイバー(CNF)がいよいよ実用化段階に入った。CNFは全ての植物の基本骨格物質です。1兆トンを超える蓄積があり、鋼鉄の5分の1の軽さで、鋼鉄の5倍の強度、ガラスの50分の1の低膨張度を有するナノファイバーで、ガラス繊維に代わる樹脂やゴムの補強材(複合材)として大きな期待を集める。だが、複合化技術はまだ開発途上にあり、増粘・消臭といった機能性を高める添加剤などの用途が先行しています。
三菱鉛筆(7976)は第一工業製薬(4461)と共同で、CNFをゲルインクボールペン用インクの増粘剤として世界で初めて実用化しまた。今回採用した増粘剤は、第一工薬が2013年に開発したセルロースナノファイバーの中でも繊維が細いグレードの「セルロースシングルナノファイバー」(製品名「レオクリスタ」)であり、これをインクに配合することで、速書きや左書きなど様々な筆記状況においても適切に粘度が変化し、筆記描線がカスれにくい、ボテにくいといった安定した筆記描線と、低粘度インクのなめらかな筆記感が得られるとしています。三菱鉛筆が今春発売の海外仕様製品「ユニボール シグノUMN―307」に初採用しました。
更に、同社は環境省が9月17日発表した「平成27年度セルロースナノファイバー活用製品の性能評価事業委託業務に係る公募の採択結果」で、委託契約候補者として採択された4事業者の一つとして同社も採択されております。
 同社では、公募に対して「自動車用バッテリーについて、従来の鉛二次電池の代替となる軽量かつ小型のCNF活用リチウムイオン二次電池を製造するとともに、CNF活用リチウムイオン二次電池の性能評価を行う。また、CNFを活用したバッテリーの軽量化に伴う燃費向上効果やCO2削減効果の検証を行う」ことを提案。これにより、トクラス(静岡県浜松市)、トヨタ車体(愛知県刈谷市)、九州大学大学院農学研究院(福岡市東区)などとともに、委託契約候補者として採択されており、今後の活躍が期待されます。

2015/09/24/ 7:50