メタウォーター(9551)【ゲリラ豪雨の浸水予測を5分ごとに情報更新!】

メタウォーター  [9551] 東証1部 時価:3090円

メタウォーター(9551)は2008年4月、日本で最初の水・環境分野における総合エンジニアリング企業として発足しました。発足以来、「プラントエンジニアリング事業」と「サービスソリューション事業」の二大事業を核に、水資源の循環を創り出すために、機械技術・電気技術のノウハウと、エンジニアリングからサービスまでのトータルソリューションで、国内外の水道、下水道、環境の各分野で事業を展開している企業です。
同社は、全国各地で起きている局所的な集中豪雨に素早く対応するシステムを、10月をめどに実証試験を始める。短時間で地域の降水量と浸水被害を予測し、住民の避難誘導など自治体が早めの対策を取りやすくする。水処理施設の設備の生産から保守点検まで一貫した事業を手がける国内最大手として提案力を高め、増加が見込める自治体の民間委託需要を狙う。
実証試験は福井市と富山市でそれぞれ始める。ゲリラ豪雨の発生を想定し、30分後や1時間後の降水量を予測する。2分以内に1時間後の地表への流出量を分析する高速解析技術も導入、5分ごとに情報を更新する即時性を備えて、自治体に降雨や浸水の予測を配信する。予測情報を受けることで自治体は、河川に近い住民に情報をいち早く届けられるほか、土のうを積む時間や避難する時間を確保しやすくなる見込みだ。
 メタウォーターは試験の進行管理など全体を統括する。2017年3月末までの実証期間で実用化にめどをつける。対応システムを確立するため企業や大学など8者が連携する。従来の気象レーダーで探知しにくい積乱雲を発見するため古野電気(6814)の機器を両市に3台ずつ設置。短時間の降雨予測では神戸大学、流出量の高速解析で江守商事(福井市)や建設コンサルなどが関わる。
同社は全国の下水処理場の設備や維持管理の実績を生かし、これまで「水事業会社」への脱皮を少しずつ進めてきた。13年には下水管の地理情報などを管理する国際航業と、下水管の運営受託に向けて業務提携した。排水処理施設については全国で運営の実績もある。このうち15年4月に稼働した宮城県女川町の水産加工団地の排水処理施設では、同社として初めて料金の請求・徴収業務も始めた。今回の実証でゲリラ豪雨の予測や浸水被害の予防も包括して受託できる力を身につけ、競合他社に差を付ける狙いだ。
同社は上下水道事業のPPP(官民パートナーシップ)の国内市場が20年代に2000億円規模に達すると予測しており「25%のシェアを目指す」と木田社長は意欲をみせている。
2015
/09/24 8:20




メタウォーター(9551)1部 3090円 9月24日