オリンコスバイオファーマ(4588)【風邪ウイルスの遺伝子改変し、がん細胞溶かす新薬!】

オリンコスバイオファーマ  [4588] 東証M部 時価:571円

オンコリスバイオファーマ(4588)は04年設立で、がんや感染症の治療薬の開発を目指している他、がん検査の受託など検査事業も手掛けている創薬ベンチャーです。
同社は2016年をめどに日本で、抗がん剤の臨床試験を始める。風邪のウイルスの遺伝子を加工する遺伝子治療分野の新薬を目指しており、がん細胞を効率的に溶かす効果を狙う。国による認可の早い再生医療製品として開発し、パートナーとなる製薬企業を探す。
同社が開発しているのは風邪ウイルスであるアデノウイルスの遺伝子を改変して作る医薬品候補物質「テロメライシン」だ。岡山大学消化器外科学の藤原俊義教授が開発した技術を使っている。
「テロメライシン」が、がん細胞の内部でのみ増え、がん細胞を溶かす効果が期待されている。放射線を照射して損傷したがん細胞の修復を阻害する働きもある。
日本では13年から岡山大で食道がんの患者を対象に、放射線療法と併用した研究が進められてきた。同社は今後、同大の研究を引き継いで放射線治療との併用の他、他の抗がん剤との併用についての可能性を探る。治験は昨年11月に施行された医薬品医療機器法(旧薬事法)で新設された「再生医療等製品」のカテゴリーで実施する。再生医療にかかわる製品を早期に承認する仕組みで、オンコリスが取り組む遺伝子治療薬も該当する。
「テロメライシン」を巡っては、海外でも同時に事業化を進めている。カナダのマックマスター大学と「テロメライシン」とチェックポイント阻害剤の併用に関する共同研究を開始すると発表した。マックマスター大学は、がん免疫誘導に関する研究実績を多く持つ大学で、今回の共同研究では、カレン・モスマン教授の研究グループと、テロメライシンを併用したがん免疫関連の非臨床試験を実施するというもので、テロメライシンとチェックポイント阻害剤を併用した場合の腫瘍抑制効果の検討や、全身での腫瘍特異的な免疫細胞の増殖に関する検討を目的としている。これにより同社は、テロメライシンの治療領域を局所療法から全身療法へ広げる可能性を確認する方針だ。
又、米国では治験の最初の段階である第1相試験を終え、問題となる副作用がないことやがんの縮小効果を確認した。台湾や韓国では、現地企業と組んで肝臓がんでの治験を進めている。
2015/09/25/8:30