熊谷組(1861)【”再生”から”成長”へ。利益率急上昇で収益拡大へ!】


熊谷組  [1861] 東証1部 時価:373円

熊谷組(1861)は 1990年代〜2000年代にかけて、不良債権問題や建設投資の縮小などで窮地に追い込まれたが、「建設需要の増加に伴う収益力の回復」、「優先株の消却完了」、「復配」を達成し、完全復活を果たした。2015年度からの新中期経営計画をスタート。「“再生”から“成長”に向けて安定した収益力を確保」することを経営目標に掲げ、事業に取り組んでいる。
土木は道路・鉄道分野、社会インフラ、老朽化対策などが重点分野。建築は商業・物流・医療・福祉分野などのシェア拡大を目指している。
土木、建築ともに受注環境は良好と見られる。交通関連大型プロジェクト(東京外環道、首都高の更新、リニア中央新幹線、北海道新幹線など)、東北震災復興関連工事の継続、東京オリンピックに対応した各種インフラ整備などで大型の土木需要が盛り上がっている。また、建築分野は、東京圏の大型再開発プロジェクト、交通網整備に伴う物流拠点の再配置、病院の更新需要、大学などの都心回帰など持続性のある需要拡大局面にあると見られる。
土木、建築ともに採算重視の受注活動の効果が顕在化しており、利益率が上昇する局面にある。同社の売上営業利益率(連結)は、15/3期4.4%→16/3期予想4.8%→17/3期予想5.3%と上昇が予想される。
なお、2018年3月期を最終年度とする中期経営計画は売上高で3,800億円、営業利益で158億円、経常利益で154億円、ROE10%以上(2015年3月期は10.9%)。国内事業の強化はもちろん、台湾、ベトナム、ミャンマーを中心とした海外展開及びPPP事業などへの取組みを拡大していく方針であり、注目しておきたい。
2015/10/01/8:10