栗田工業(6370)【「きぼう」搭載用の次世代水再生実証システム制作を受注!】

栗田工業  [6370] 東証1部 時価:2,582円

栗田工業(6370)は総合水処理の最大手で、装置に加え、水処理薬品に強みがあります。
超純水供給事業が特に、国内では液晶やパワー半導体、NANDフラッシュなどでの設備投資が多数計画されており、新規顧客獲得の機会は豊富で安定収益源とまられている。昨年12月には韓国SKハイニックス社から初受注を獲得。今後も受注獲得が期待できそうだ。
 7月31日に発表された第1四半期営業利益は35億6,900万円(前年同期比18%増)で「計画を上回る進捗」(会社側)。特に電子産業向け装置で収益が改善しており、16年3月期の同195億円(前期比0.3%増)にも上振れが期待される。
更に、同社は宇宙航空研究開発機構(JAXA)から、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」に搭載する次世代水再生実証システムの製作を受注した。両者は2011年に共同研究契約を締結。ISS内で発生する水分(尿)を回収して飲用できる水質まで再生処理するための要素技術を開発し、地上実証機(写真)で基本性能を確認済み。製作する実機は16年度中にISSへ運ばれ、実証試験が行われる。
 次世代水再生実証システムの水処理装置はイオン交換、電気分解、電気透析の3ユニットで構成。イオン交換で尿に含まれるカルシウムやマグネシウムを除去して有機物を電気分解し、残存イオンを電気透析によって取り除く。
 水の再生率は85%以上。ISSにある既存システムは蒸留方式で重量と大きさは約4分の1になり、消費電力を半減するという。
今後、同社の次世代水再生実証システムの水処理装置は水不足に悩む世界各国に朗報を与えることになることでしょう。
2015/10/05/8:25