シスメックス(6869)【うつ病の検査システムを開発!】

シスメックス  [6869] 東証1部 時価:6420円

シスメックス(6869)はうつ病(大うつ病性障害)の検査システムを開発する。脳内で多く発見される代謝物質、リン酸エタノールアミン(PEA)の血中濃度を把握し、うつ病の発症の有無や発症する可能性、発症後における治療の進捗確認などを定量的に示せるシステムとする。数年後の実用化を目指す。現在、うつ病の診察は問診が主で、主観的な要素を排除できない。実用化できれば、数値を基にした客観的に把握できる日本初のシステムとなる。
PEAの血中濃度でうつ病を検査するバイオマーカー関連特許を持つヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(HMT)(東証M:6090)から、特許の通常実施権の許諾を得た。
シスメックスとHMTは、同バイオマーカーのレベルを酵素法により定量する検査キット開発のため、13年8月に共同研究開発契約を締結し、共同研究を進めてきたが、研究が進展したことからシスメックス単独で開発する。今後、薬事承認取得を前提に、より高い精度で短時間に検査できるシステムを目指す。
世界保健機関(WHO)は、世界で少なくとも3億5千万人が精神疾患であるうつ病の患者とみられていますが、治療が必要な人の4分の1程度しか受信しておらず、早期発見が難しい。
現在のうつ病の診察は「身体がだるいか」「睡眠が取れるか」などの問診が主。発症しているのか、治療法が効いているのかなどの客観的な把握が難しい。定量的な検査システムが実用化されれば、医師や患者、企業などの雇用主が状態を正確に把握し、対策を取りやすくなる。
2015/10/06/ 7:55