日本スキー場開発(6040)【スキーシーズン到来で外人観光客を狙い、地域一体でスキー場再生!】


日本スキー場開発  [6040] 東証M部 時価:4,660円

日本スキー場開発(6040)はスキー場の再生に取り組む企業で、もとは日本駐車場開発(2353)の新規事業の1つだったが、今春に東証マザーズに上場しました。
近隣のスキー場や自治体などと協力して地域全体で集客するのが強み。冬はアジアを中心にした外国人スキー客、夏は夕日鑑賞やトレッキング目的の利用客を伸ばしている。運営するスキー場は7施設に増えた。長野県白馬村にある白馬八方尾根スキー場。1998年の冬季五輪の舞台となった名門スキー場は現在、北海道のニセコと並ぶ国際的なリゾート地に変わりつつある。冬になると、台湾などアジアからのスキー客が多く訪れ、外国人客が占める割合は2割超と人気急上昇中である。
 同社は2012年11月に八方尾根を含む白馬の3スキー場の運営を東急グループから引き継いだ。白馬エリアは10のスキー場がある広大なリゾート地。雪質が良く東京と大阪からアクセスしやすいためバブル時は高い人気を誇った。だが近年は国内のスキー客が減り経営環境が悪化。そこで同社の鈴木周平社長は、他のスキー場と協力し、白馬エリア全体を1つのリゾート地「HAKUBA VALLEY」と見立て、外国人客の獲得にかじを切った。14〜15年シーズンから白馬エリア全てのスキー場が利用できる共通リフト券を販売。自治体と協力してスキー場間を結ぶ無料バスも走らせた。台湾や香港などアジアの旅行会社に営業をしかけ、同シーズンの八方尾根の外国人客は8万人と前年と比べて3割増えた。
 鈴木社長は外国人獲得に力を入れる理由を「日本人より地域にお金が落ちる」と説明する。日本人客は日帰りが多いのに対し、外国人客は最低でも1週間は滞在する。そのため宿泊施設や飲食店などの利用が増え、スキー場以外の地域経済にも恩恵が広がる。
 閑散期となる夏場の営業もテコ入れする。北志賀高原にある竜王マウンテンパーク(長野県山ノ内町)は8月、ロープウエーの山頂駅付近にテラスを設けた。標高1770メートルからの眺望が楽しめ、夕日や雲海を売りに夏の観光需要を喚起する。高山植物目当てのトレッキング客を取り込み、9月のロープウエー利用客は前年同月と比べ7倍に増えた。
 鈴木社長は「国内のスキー場は二極化が進む」と予想する。スキー人口の減少で施設間の競争は激しく、外国人客を獲得できる国際リゾートが生き残るとみている。かつて東急や西武といった電鉄大手が全国にスキー場を開発したが、経営悪化で相次ぎリストラに踏み切った。こうした施設に再投資して、再生しているのが日本スキー場開発やマックアース(兵庫県養父市)であり、国内スキー場の担い手は新興企業に移りつつあり、これからのスキーシーズンに向けて活況が期待出来るでしょう。
2015/10/14/ 7:45