日本精線(5659)水素ステーション向けステンレス鋼線を初受注!】


日本精線  [5659] 東証1部 時価:513円

日本精線(5659)は水素ステーションで使用するバネ用ステンレス鋼線を初受注した。高圧水素環境下でも既存のステンレス鋼SUS304に比べ、高い強度とバネ特性を発揮する。受注先などは明らかにしていない。2009年からテスト出荷していた。価格はSUS304の約2・5倍。25年度に年間50―60トンの受注を目指す。
受注したのはオーステナイト系のバネ用ステンレス鋼線「ハイブレム」。高圧水素環境下で使う機器に用いる。炭素や窒素などの微量添加元素をコントロールすることで、冷間加工後に発生する結晶組織の変化を防止するなど、水素環境に対応する材料として信頼性を高めた。高圧水素環境下での低歪(ひずみ)速度引っ張り試験では、SUS304の場合、大気環境下と比べもろさを示す絞り低下率が64%低下したのに比べ、ハイブレムは3%低下にとどまるという。初受注を機に水素ステーションの流量調節用ディスペンサーやバルブのほか、燃料電池車用にも採用を働きかける。
又、同社は昨年、石油由来の溶媒から高効率に水素を取り出せる特殊ワイヤ材料をアルミ表面技術研究所と開発しています。開発したワイヤ材は中心に電熱線、表面に触媒をコーティングした構造で、水素を生成するのに必要な高温状態まで数分で達するため、効率的に水素を取り出すことができるという。2年後をメドに実用化すると発表していました。
JX日鉱日石エネルギーなどが開発を進めている、常温・常圧下で保管や輸送ができる「有機ハイドライド方式」を使った燃料電池車向け水素ステーションでの利用を見込んでおりました。
2015/10/15/ 7:25