第一工業製薬(4461)【上期経常を一転16%増益・5期ぶり最高益に上方修正!】

第一工業製薬  [4461] 東証1部 時価:361円

第一工業製薬(4461) が10月21日に業績修正を発表。16年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の11億円→15億円(前年同期は12.9億円)に36.4%上方修正し、一転して16.3%増益を見込み、一気に5期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。
会社側からによりますと、夏場に入り欧州の財政問題の顕在化や中国人民元の切り下げに端を発した世界同時株安など、急激な景気の減速感が強まり、電子デバイス材料を中心に連結売上高は予想を下回る見込みとなりましたが、利益につきましては、界面活性剤を中心に高付加価値品の売上高が好調に推移し、基礎原料ナフサ価格の下落による原材料費の低下や減税効果もあり、営業利益、経常利益、 四半期純利益ともに前回予想を上回る見通しとなりました。
 なお、通期の連結業績予想につきましては、中国景気の減速や国内景気が足踏みするなど、国内外の景気の先行き不透明感が強く、通期の経常利益は従来予想の25億円(前期は27.1億円)を据え置いております。
又、本日の日経に三菱鉛筆の連結営業利益が前年同期比2割増の90億円になり、同期間としては最高となったと報道されておりますが、同社は三菱鉛筆と共同開発先した、「セルロースナノファイバー」(CNF)を新規ゲルインクボールペンのインクに増粘剤として採用、世界初の実用化に成功しています。
今回採用した増粘剤は、セルロースナノファイバーの中でも繊維が細いグレードの「セルロースシングルナノファイバー」(製品名「レオクリスタ」)。これをインクに配合することで、速書きや左書きなど様々な筆記状況においても適切に粘度が変化し、筆記描線がカスれにくい、ボテにくいといった安定した筆記描線と、低粘度インクのなめらかな筆記感が得られるとしている。
今後、セルロースナノファイバー関連としての人気が高まる可能性も出てきており、押し目は注目しておきたい。
2015/10/22/ 7:45