セイコーホールディングス(8050)【訪日客、「メードインジャパン」魅力 時計の信頼高く!】


セイコーホールディングス  [8050] 東証1部 時価:789円

訪日外国人による消費が力強さを増している。観光庁が21日発表した7〜9月の消費額は前年同期比82%増の1兆9億円となり、四半期として初めて1兆円の大台にのった。訪日客が534万人と最高を更新し、1人当たり支出も前年同期比18%増えた。円安や免税品の拡大を背景に通年の消費は3兆円を超える勢いで、日本製品に対する外国人客の信頼感は高く、特に日本で生産する「メードインジャパン」を重視する傾向で、価格競争に巻き込まれず利益を確保しやすい。
セイコーホールディングス(8050)は時計の製造・販売を行うウオッチ事業が業績の柱で、インバウンド需要の取り込みでウオッチ事業の業績拡大が中期的に続く可能性が高く注目したい。
16年3月期第一四半期連結の売上高は707億円(前年同期比10%増)、営業利益45億円(同57%増)、主力のウオッチ事業の売上が前年同期比17%増と業績拡大を牽引している。海外向けでは現地通貨ベースで北米やアジアで販売が伸び悩んだものの、国内向けではインバウンド需要の取り込みや、邦人向けの高価格帯モデル「グランドセイコー」、「アストロン」の販売が好調に推移。又、クロック(置き時計)や和光(銀座の百貨店)の2事業も利益改善が進んだ。
更に、不採算事業からの撤退や投資有価証券及び遊休資産の売却などを推し進め、有利子負債の削減や、自己資本比率の上昇など財務体質が着実に改善しています。
会社側は、16/3月期上期計画を前回から上方修正(売上高1,400億円→1,500億円、営業利益65億円→95億円)としたもの、通期予想は据え置かれていますが、訪日外国人は今後も増加傾向にあることから、業績は更に拡大するものと考えられる。
2015/10/29/ 7:50