駒井ハルテック(5915)【風力発電機の発電量を最大にする新システムを開発!】


駒井ハルテック  [5915] 東証1部 時価:251円

 駒井ハルテック(5915)は鉄骨・橋梁の大手で超高層などに実績があり、橋梁設計などのノウハウを生かし、出力300キロワットの中型風車を製造・販売し、風力発電事業にも参入している。
同社は騒音の影響を抑えながら風力発電機の発電量を最大化するシステムを開発した。近隣の騒音データと風車の運転制御を連動させて効率よく稼働させる。風車の設置場所によっては10〜15%の発電効率向上につながるという。
 新システムは風車以外が発する周辺地域の騒音を計測し、風車が稼働したときの音を合計して総合的な騒音のレベルを算出。地域の環境基準以下の騒音に抑えながら風車の回転数を最大化するように運転を制御する。騒音計は住宅などの基準地点と風車との中間点など2カ所に置く。風車が稼働していないときの騒音を事前に計測し、風車の音をのぞいた騒音データに、地域や時間帯で決まっている騒音基準値と、回転数によって生じる風車の騒音の組み合わせを250程度想定。各ケースに基づいて自動的に風車の回転数を制御する。
 現在は山岳地帯などに設置する場合が多いが、国内には住宅地の近くに設置した風車もある。駒井ハルテックによると騒音が気になる夜間は運転を停止することがあるという。新システムで制御すれば、本来は運転しても騒音を基準値以下に済ませられる場合の発電ロスをなくすことができ、10〜15%、発電量を増やせるとみている。
 業績に関しては既に11月12日に発表しており、16年3月期第2四半期累計の連結経常利益は前年同期比4.9倍の9億3000万円に急拡大し、通期計画の9億8000万円に対する進捗率は94.9%に達し、5年平均の71.2%も上回って好調なことから押し目は注目しておきたい。
2015/11/26/ 7:45