サイバーダイン(7779)【科学技術基本が描く2020年、AI・ロボットで暮らし快適に!】

サイバーダイン  [7779] 東証M部 時価:1,991円

人工知能(AI)やロボット、自動運転技術などが融合し、若年者も高齢者も同じように快適な暮らしを享受できる――。政府の総合科学技術・イノベーション会議(議長・安倍晋三首相)がまとめた「第5期科学技術基本計画」では2020年の日本社会をこう描いている。政府の研究開発投資を16年度から5年間で約26兆円とする目標を掲げ実現を目指す。
 科学技術基本計画は国の科学技術政策の基本指針。文部科学省や経済産業省などはこの計画を参考にして新規の研究プロジェクトを立ち上げていく。第5期は16年度から20年度までの5年間が対象になる。この計画を読み解くことでこの間の日本の研究開発戦略を垣間見ることができる。
 今回の目玉は、複数の技術を組み合わせて新たな製品やサービスを生み出す「Society(ソサエティー)5・0」を重点テーマに掲げた点だ。狩猟社会が第1でその次が農耕、工業、情報と続き、第5世代と位置づける。年齢や性別、地域、言語といった様々な違いによらず、だれもがきめ細かなサービスを受けて快適に暮らせるような社会をイメージする。
 工場運営の効率化など生産改革を目指すドイツの「インダストリー4・0」を意識したもので、優れた部品や技術を組み合わせて世に新たな製品を送り込む米アップルのような取り組みを日本で生み出すことを目指す。こうした新製品を支える要素技術として、AIやビッグデータ解析、ロボット、新材料開発などの開発も戦略的に進める。
 例えば、介護ロボットとAI、あらゆるものをインターネットでつなぐIoTを組み合わせることでこれまでにない新たな介護支援ロボットを実現するといった具合だ。道路や橋に耐久性の高い材料で作ったセンサーを取り付ける。劣化状況を常時監視して壊れた箇所が見つかったら自動で修理に向かうロボットなどの登場を見込む。
 こうした技術の実現には、これまで以上に企業と大学、理化学研究所など国立研究開発法人との産学連携も重要として推進していく方針だ。
サイバーダイン(7779)は、茨城県がつくば国際戦略総合特区の推進を目的として、企画提案型により公募を行った県有地を取得、サイバニックシティの実現に向けて研究開発事業化を加速させる方針を発表しています。その中で、同社は「最新のロボットを活用するモデル地区を茨城県つくば市内に整備する構想を発表した。ゼネコンや医療機関などと連携し、研究開発拠点のほか、生活支援用ロボットなどを配備した高齢者向けの居住施設や、医師や介護者にロボットの使い方を教えるトレーニングセンターなどを設けたい考えだ」と報じている。既にゼネコンや流通業者、医療機関などと構想の実現に向けて話し合いを始めていると伝えられています。株価は上場来の高値2132円(2014年8月)に接近していますが、高値更新後から新たな相場展開が期待出来ることから、押し目を注目したい。
2016/01/05/8:00