日本セラミック(6929)【自動運転分野の超音波センサーが成長エンジンに!】

日本セラミック  [6929] 東証1部 時価:1,758円

日本セラミック(6929)は自動車用の超音波センサー、セキュリティや照明、家電向けの赤外線センサなどを手掛ける。世界トップシェアと見られる自動車用の超音波センサーに強く、同製品の売上高は自動車メーカーの採用拡大等を背景に着実に売上高を増加させてきた。
自動車分野では、周囲の状況をカメラやレーダーで認知してハンドルやブレーキを自動で操作する「自動運転」が現在大きなテーマとなっている。そのなか同社は、物体の存在判別や物体までの距離の測定を行う車載用超音波センサーを手掛けており、その成長性に注目があつまる。
米電気自動車のテスラ・モーターズはインターネットを経由させたソフトウエアのアップデートで自動運転機能に制限を加えたほか、遠隔操作で自動車を自動駐車させる、もしくは目の前に呼び出すことが可能な機能を追加した。遠隔操作が可能な範囲は最大39フィート(約12メートル)。
このアップデートにより、テスラの自動車は住宅街の通りや中央分離帯のない道路で自動運転機能が利用できないことになった。また、自動運転機能を利用する場合、掲示されている制限速度を5マイル以上超える速度での走行が不可能になる。
テスラは昨年10月に自動運転機能の搭載を始めた。この機能を使えば、渋滞中の道路から高速道路まで、あらゆる走行でハンドルやペダル操作が不要な運転が可能であり、縦列駐車も自動で行ってくれる。
マスクCEOはさらに、10日の記者団との電話会談で、2年から3年というタイムスパンで、「コースト・トゥ・コースト(西海岸から東海岸まで)」で対応可能な「呼び出し」機能を実現できる感触を持っていると述べた。つまり、ロサンゼルスからニューヨークまで車両を呼び出す機能だ。無人の状態で車両が自動走行し、充電スタンドに立ち寄りながら目的地に到着するというものだ。これを実現させるためには、機械化・自動化された充電設備が必要だが、テスラはこれにも取り組んでいる。
マスク氏は「これについて私はやや楽観的かもしれないが、あと2年でできると言っても特別に楽観的だとは思わない」と述べた。車両にこうした機能を付加させるためには、さらに多くのカメラとセンサーを車両に搭載する必要がある。
日本セラミックは17年度以降、衝突防止用センサーが一段の普及期に入ると見ており、やや先のビジネスまで見通せる自動車関連ビジネスの特性を考えると、自動車用センサーの売上高が急速に拡大する確度は高い。短期的な収益性改善と中期的な自動車用センサーの増収で今後好業績が予想されることから、押し目を注目しておきたい
2016/01/13/8:10