アドソル日進(3837)【IoTサイバー防御支援に米西海岸に拠点開設!】


アドソル日進  [3837] 東証JQ部 時価:1,422円

自動車など産業機器のサイバー攻撃に備え、セキュリティー各社が支援を加速している。システム開発のアドソル日進(3837)や米セキュリティー大手パロアルトネットワークスは、相次いで支援のための新拠点を開設する。あらゆるモノがネットにつながる「インターネット・オブ・シングス(IoT)」の安全対策に悩む日本の製造各社の需要を見込んでいる。
 同社は2月、米西海岸のサンノゼに研究開発センターを開設する。米セキュリティー対策のリンクス・ソフトウエア・テクノロジーズと共同で運営し、IoTのセキュリティー対策ソフトの開発を進める。ソフトには複数のOS(基本ソフト)を搭載できる。OSごとに専用の「部屋」を用意し、厚い「壁」で互いの領域を分ける。攻撃者が機器にコンピューターウイルスを送っても、厚い壁に阻まれて一部分だけにしか侵入できず、被害を最小限に抑えられる。
 アドソル日進は元々、トヨタ自動車の車載OSなどを開発してきた。IT企業が集まる米西海岸で最新の技術を吸収しつつ、自動車など日本の製造業向けにソフトを強化し、導入を支援する。
更に、同社は昨日、業績修正を発表。16年3月期の経常利益を従来予想の4.3億円→5.1億円(前期は4億円)に18.9%上方修正し、増益率が6.1%増→26.2%増に拡大し、従来の8期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当研究所が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の1.3億円→2.1億円(前年同期は1.9億円)に62.6%増額し、一転して9.2%増益計算になります。
会社側による増額の理由について、売上高は、電力の小売り自由化関連が継続したことに加え、航空関連及びその他も堅調であることや、次世代の自動車関連を中心に堅調であったことです。利益面では、収益性の向上に注力したことと、売上高の増加に伴い、第3四半期累計期間において、今期末予想を上回る見込みとなりました。当第4四半期では、セキュリティ・ソリューション「LynxSECURE」の関連投資(総代理店契約、技術研究・トレーニング、米国シリコンバレーでのR&Dセンター開設準備、及び販売促進費用等)や、受託ソフトウェア開発を中心とした開発環境の整備、及び経営管理体制の強化の為の投資を予定していることに加え、長期金利の低下に伴う退職給付引当金の増加が見込まれるものの、売上高の増加により、当初予想を上回る見込みとなりました。
2016/01/27 8:00