関東電化工業(4047)【今期経常を6%上方修正、最高益予想を上乗せ、1円増配!】

関東電化工業  [4047] 東証1部 時価:823円

関東電化工業(4047)はフッ素系製品に強みを持つ化学メーカーで、1970年にフッ酸電解技術を国内で初めて確立し、現在では世界トップクラスのフッ素ガス製造能力を有する。フッ素系製品は、フッ素ガスと原料を反応させて製造されるもので、半導体や液晶パネルの製造工程で使用されるほか、リチウムイオン二次電池の材料としても使用される。
同社は2月12日に決算を発表し、16年3月期第3四半期累計の連結経常利益は前年同期比2.4倍の66.4億円に急拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の80億円→85億円(前期は48.9億円)に6.3%上方修正し、増益率が63.5%増→73.8%増に拡大し、従来の9期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。
会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当研究所が試算した下期の連結経常利益も従来予想の39.4億円→44.4億円(前年同期は35.8億円)に12.7%増額し、増益率が10.0%増→23.9%増に拡大する計算になる。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の6円→7円(前期は3円)に増額修正した。
第4半期は1月からのリチウム2次電池電解質の価格修正が業績を牽引する見込み。中国は新エネルギー車を2020年までに合計500万台普及させようと補助金(総額3900億元、約6兆7千億円)を拡充。このためEV車ブームが起きておりリチウム2次電池電解質の需給が好転し値上げに繋がっており、来期は特殊ガス効果が一巡しても、電池材料の値上げ効果で2期連続最高益更新が期待出来ることから、押し目を注目しておきたい。
2016/02/17/8:15