ADEKA(4401)【ノーベル賞炭素素材「グラフェン」の独占ライセンス取得!】


ADEKA  [4401] 東証1部 時価:1495円

2010年のノーベル物理学賞の受賞テーマである炭素素材「グラフェン」の商用化に向けた動きが活発化してきた。これまでは製造コストの高さが普及のネックとなっていたが、ここにきて価格を半分程度に引き下げる技術にメドがつき始めている。その多彩な特性から世界を変える可能性を秘めているとも言われ関心が高まっている。
グラフェンは、炭素原子が六角形のハニカム構造(蜂の巣状)に結合した平面状物質でグラフェンシートとも呼ばれる。以前、株式市場で物色テーマとなった「カーボンナノチューブ(CNT)」は、グラフェンを筒状に丸めたものだ。また、グラフェンが層状に積み重なったものをグラファイト(黒鉛)といい、鉛筆の芯などに使われている。鉛筆で字が書けるのは、グラフェンの層が紙の上に滑り広がっていくことを意味している。
ADEKA(4401)は、東京大学の研究グループが開拓した「グラフェンの製造技術に関する特許」の独占ライセンスを取得し、グラフェンの本格的なサンプル提供を開始した。同技術は短時間に高い収率で、高濃度かつ高品質なグラフェンが得られることが特徴。この方法によるグラフェン分散液の濃度は、従来比約20倍と世界最高水準の濃度を達成している。イオン液体を除去し、粉末品として取り出す技術も確立しており、粉末での提供も行う。粉末品は、使用目的にあわせて簡便な方法で高品質なグラフェンに戻すことができる。同社ではこれまで、限定的にグラフェン分散液および粉末品の少量提供を行ってきたが、最近の市場ニーズの高まりに合わせ、本格的にサンプル提供を開始する。
想定される応用分野としては、折り曲げ可能なディスプレーやスマホ・タブレットのタッチパネル、リチウムイオン電池などの蓄電デバイス、高速トランジスタ、触媒など。又、量子力学的特徴を生かし、がん細胞を探して静脈の中をさまよう生物学的センサーの役割も期待されるなど、様々な分野で用途を拡大し、カーボンナノチューブすら超える可能性があり、2020年までに商業生産を目指すとしています。
2016/02/23/8:00