ロート製薬(4527)【再生医療向け医薬品事業に本格進出!】

ロート製薬  [4527] 東証1部 時価:2,034円

ロート製薬(4527)はOTC(大衆薬)の目薬のトップ企業で、胃薬、漢方の他「オバジ」等のブランド化粧品にも展開していますが、昨日、再生医療向けの医薬品事業に本格参入すると発表しました。
京都府内の研究所に細胞の培養装置を導入したほか、今後は外国人の研究員も増やす。細胞が死滅し肝機能が低下する肝硬変や肺などの線維症の研究を進め、2020年までに医療機関向けの医薬品を開発する。
再生医療は病気やけがなどで傷ついた体の組織や臓器などの機能を、人工培養した細胞や医薬品などで再生して取り戻す手法だ。山田邦雄会長兼最高経営責任者は「再生医療は従来の医療技術の限界を超える研究成果が相次いでおり、医療用の医薬品を新たな収益源に育てたい」と話しています。
 同社はこのほど、本格参入に向けて京都の研究所内に細胞自動培養装置を導入した。人体に再生できる細胞を作る。海外の研究機関で培われているノウハウなどを取り込むため、中国やインドなどから研究員を募り、現状5%程度の外国人研究員の割合を20年をめどに20%に引き上げる。
 ロート製薬はこれまでに、様々な細胞になる「間葉系幹細胞」を人の脂肪から抽出して培養した医薬品の研究などを進めてきた。20年までに投入する再生医療医薬品は主に線維症全般に対応するもので、順次拡充していく方針だ。
 ロート製薬の15年3月期の国内売上高は903億円で、8割以上は目薬などの一般向けの医薬品や化粧品が占めておりますが、中国人インバウンド観光客に人気の神薬と呼ばれる医薬品のなかで目薬が圧倒的に人気であります。大きな理由は、中国では目薬は基本的に眼科にかかった際にお医者さんから処方してもらうという考えが長くあり、日本のようにドラッグストアーで様々な種類の目薬が購入出来るというのは考えられないことです。今後もインバウンド観光客の増加と、花粉症季節到来により、同社を取り巻く環境に追い風が吹いてくると思われます。
2016/02/25/8:40