ラクーン(3031)【フィンテック協会加入に続き、「FinTech」ファンドへも出資!】

ラクーン  [3031] 東証M部 時価:523円

ラクーン(3031)は昨日決算を発表し、16年4月期第3四半期累計の連結経常利益は前年同期比8.2%増の2億7700万円に伸びたが、通期計画の4億1000万円に対する進捗率は67.6%にとどまり、5年平均の76.1%も下回った。
しかし、会社側が発表した第3四半期累計の実績と据え置いた通期計画に基づいて、当研究所が試算した2-4月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比87.3%増の1億3300万円に拡大する計算になる。同時に、期末一括配当を従来計画の3円→4.5円(前期は1→3の株式分割前で6.8円)に大幅増額修正をしています。
同社は株主に対して利益還元を経営上の重要課題としており、将来の事業展開と経営体質を視野にいれて内部留保の充実を勘案しながらも、業績に反映した水準で利益還元を実施したことは、会社の将来性の自信の表れと思われます。
更に、同社はSBIホールディングス(8473)の子会社であるSBIインベストメントが設立・運営する「FinTech ファンド」に対して、1億円出資することを決議しました。
近年、インターネット・クラウド・モバイルといったIT分野の技術革新により、このようなITを活用した金融・決済・財務等に関わる新たなテクノロジー・サービスは「FinTech」と呼ばれ、顧客利便性の向上や金融機関としての独自性・差別化を実現するソリューションとして注目を浴びており、金融を取り巻く環境が急速に変化しています。
同社は、企業間取引向けの決済サービス「Paid」を運営しており、「FinTech」の最新の技術・サービスに関する情報収集をし、環境の変化に戦略的に対応したサービスをすることが不可欠であり、今回、本ファンドへの出資を通じて、「FinTech」業界の情報収集を強化するとともに「FinTechベンチャー企業」との協業・連携を進め、「Paid」の利便性向上ならびに革新的なサービスの提供に取り組む方針であり注目しておきたい。
2016/02/26/8:10