カネカ(4118)【今期の経常利益を3%上方修正を更に増額か!】


カネカ  [4118] 東証1部 時価:867円

カネカ (4118)は2月8日に決算を発表し、16年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比47.6%増の256億円に拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の330億円→340億円(前期は247億円)に3.0%上方修正し、増益率が33.3%増→37.4%増に拡大する見通しとなった。
会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当研究所が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の171億円→181億円(前年同期は151億円)に5.8%増額し、増益率が13.4%増→20.0%増に拡大する計算になる。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の16円→18円(前期は16円)に増額修正した。
又、同社はテルモ(4543)と共同で、末梢(まっしょう)動脈疾患の治療などに使うPTAバルーンカテーテルを開発した。医療機器子会社カネカメディックス(大阪市北区)が製品を供給し、10月からテルモに供給しており、テルモはまず米国で販売をしています。カネカが供給するのは、カテーテル交換をしやすい「ラピッドエクスチェンジタイプ」で、0・035インチのガイドワイヤに対応したもので、従来製品と比べ10%細くし、血管を通りやすくした。バルーンカテーテルを使った治療は患者への負担が少ないため、世界各国で普及が進んでいる。両社は今後も共同開発を続けて、将来は欧州、アジアなど供給地域の拡大や、供給品種の拡大を目指すとしている。
更に、米系大手証券では、カネカロンや樹脂改質剤のMBS樹脂の需要が拡大し、バイオ医薬やジェネリック用バルクなども拡大軌道と指摘。主力製品がグローバルに売上を伸ばす一方、食品やエレクトロニクスなど収益性が低い事業の改善も見込まれると位置付け、収益基盤が多様なことからマクロ環境変化に伴う業績リスクは相対的に限られると解説しており、株価も安値圏に放置されていることから注目しておきたい。
201603/08/8:50