菊池製作所(3444)【着用型ロボット「マッスルスーツ」量産で福島の復興を後押し!】


菊池製作所  [3444] 東証JQ部 時価:1,214円

「被災地で先端産業を生み出せ!」。東日本大震災から5年。産学官連携で自動運転車やロボットを開発する動きが実を結んできた。東北は人口減や高齢化が進む社会課題の先進地でもある。災害で得た教訓を産業創出に生かす。
今年1月5日に「政府が福島県内にロボットの研究開発を整備する」と報じられてから、福島県では市場が急拡大するロボット産業が育ってきた。東京電力福島第1原子力発電所の事故で一時、避難が指示された南相馬市小高区では2月下旬にロボットの製造を手掛ける菊池製作所(3444)の新工場が本格稼働した。工場では東京理科大学と共同開発した着用型ロボット「マッスルスーツ」を量産する。ゴムチューブとナイロン繊維でできた人工筋肉に圧縮空気を送り込むと、ゴムが縮んで補助力が働く。重い荷物を持ち上げるときに腰にかかる負担を約25キログラム軽減する。
 旧型機はコンプレッサーで空気を注入する必要があり電源がある場所での利用に限られていたが、手動ポンプ式に改めてどこでも使えるようにした。介護や物流の企業などから既に100台以上の受注を得た。
菊池製作所の菊池功社長は福島県飯舘村の出身。そうした縁で震災前から同村に工場を構えていた。だが、原発事故で避難区域に指定されたため、県内での新工場開設を計画した。
 「高校を卒業しても1人も地元に残らないと聞いてがくぜんとした」。菊池社長は南相馬市を視察した時を振り返る。
 原発事故の影響で福島県は人口流出が続く。働きたい職場が少ないのも一因だ。セイコーエプソン子会社が撤退した工場跡に入居することを決め、昨年は地元から約10人を採用した。南相馬の工場では東京大学や早稲田大学と連携して、災害現場の救助ロボットや高齢者の歩行を支援する装置「楽ウォーク」も開発する。菊池社長は「南相馬をロボットシティーにして雇用を生み出す」と意気込む。
更に、同社は、ドローンの研究開発において国内の第一人者とされる千葉大学自律制御システム研究所の野波健蔵特別教授と共同でドローンの量産を開始すると発表されております。福島県の工場で年内に400機を製造するといった明確な計画も確認できる。放射線計測においてもドローンの需要があるということで、「復興支援+国策+ドローン」関連であります。
しかし、同社は、12月10日に経常利益を50%下方修正しており、本日の決算発表で悪材料出尽くしの可能性も考えられることから、押し目は注目しておきたい。
2016/031/11/8:00