日本合成化学工業(4201)【電池材料市場に参入へ LiB用バインダー開発!】

日本合成化学工業  [4201] 東証1部 時価:703円

日本合成化学工業(4201)は、リチウムイオン2次電池(LiB)用バインダーを開発した。正極用は高電位に対応、負極用は合金系活物質の微細化・脱落を抑制し、電池の寿命・エネルギー密度の向上に一段と寄与することになります。
セパレーターコート用は高耐熱性・低抵抗性を有し、熱暴走に対する安全性を高める。ブテンジオール・ビニルアルコール共重合樹脂(BVOH)を主剤としてバインダー用に最適化した。車載用を中心にサンプルワークを実施。セパレーターコート用は早ければ年内の採用を見込み、電池材料市場への参入を目指すとしています。
又、同社は次の柱に「腎臓」にも活路を見開いていきます。3月10日は世界腎臓デー。腎臓病の早期発見と治療の重要性を訴えるため、今年も啓発イベントが各地で開かれ、株式市場でも人工透析装置を手がける東レ(3401)や日機装(6376)、透析薬を製造する扶桑薬品工業(4538)などが該当する。そのなかで最近注目されているのが日本合成化学工業です。
 日合成は2018年夏をめどに最大50億円を投じて、大垣工場に新たな建屋を増設し、透析液原料の酢酸ナトリウムの生産能力を5割引き上げる。
 16年3月期の連結純利益は43%増の95億円と過去最高益を見込む。液晶パネルの偏光板向けフィルムと、食品包装用フィルムの2事業で利益の大半を稼ぐ。だが先行きは楽観できない。中国の液晶パネルメーカーが在庫調整に入り、偏光板向けフィルムは出荷が伸び悩んでいる。食品包装用フィルムは世界首位のクラレ(3405)の増産や台湾企業の価格攻勢で、競争が激化する公算が大きいことから、同社の木村勝美社長は「酢酸ナトリウムを第3の柱に育てる」と力を入れる。 日合成は1928年に工業生産が困難だった酢酸を国内で初めて量産した。酢酸ナトリウムでも粒の形を顧客の要望に応じて均一にそろえ、加工しやすい高純度の製品を供給。食品の日持ちを延ばす効果があり、食品添加物にも利用されており、増産で収益アップが期待でき注目したい。
2016/03/11/8:30