オリンコスバイオファーマ(4588)【ニュージーランドでがん体外検査薬の特許取得!】

オリンコスバイオファーマ  [4588] 東証M部 時価:566円

オンコリスバイオファーマ(4588)は、04年設立で、がんや感染症の治療薬の開発を目指している他、がん検査の受託など検査事業も手掛けている創薬ベンチャーです。
同社は、3月7日にがんの体外検査薬として開発を進めている「OBP−1101」(テロメスキャンF35)に関する特許が、ニュージーランドで特許登録を受けております。
 今回、特許登録されたのは、「OBP−401」(テロメスキャン)に正常血液細胞での遺伝子発現を抑制するマイクロRNA干渉を目的とした遺伝子配列を組み込んだ、制限増殖型アデノウイルスに関するもの。このがん検査用遺伝子改変ウイルスである「OBP−1101」によりがん細胞検出に対する特異性が高められたことで、これまでの技術では検出が困難だった、悪性度の高い血中の微量な生きたがん細胞を検出し、さらにその遺伝子検査も可能にするという。尚、同社ではテロメスキャンF35をカバーする複数の特許を既に保有しているが、今回の特許登録によりニュージーランドにおけるテロメスキャンF35の特許保護期間が、最長で2032年2月まで延長されることになったという。また、今回登録された特許は、医薬基盤・健康・栄養研究所から出願されているが、同社は同研究所からテロメスキャンF35の全世界における独占的な実施権の許諾を受けている。
又、同社は年内にも国内で、抗がん剤の臨床試験を始める。風邪のウイルスの遺伝子を加工する遺伝子治療分野の新薬を目指しており、がん細胞を効率的に溶かす効果を狙う。国による認可の早い再生医療製品として開発し、パートナーとなる製薬企業を探す。同社が開発しているのは風邪ウイルスであるアデノウイルスの遺伝子を改変して作る医薬品候補物質「テロメライシン」で、岡山大学の藤原俊義教授が開発した技術を使っている。「テロメライシン」が、がん細胞の内部でのみ増え、がん細胞を溶かす効果が期待されている。放射線を照射して損傷したがん細胞の修復を阻害する働きもあるという。
同社は今後、岡山大学の研究を引き継いで放射線治療との併用の他、他の抗がん剤との併用についての可能性を探る。治験は昨年11月に施行された医薬品医療機器法(旧薬事法)で新設された「再生医療等製品」のカテゴリーで実施する。再生医療にかかわる製品を早期に承認する仕組みで、オンコリスが取り組む遺伝子治療薬も該当する。
2016/03/16/8:00