テルモ(4543)【セルシードと細胞培養機材で契約を締結!】


テルモ  [4543] 東証1部 時価:4,050円

テルモ(4543)とセルシード(7776)は、14日細胞培養器材に関する取引基本契約の締結を決めたと発表しております。
今回の契約は昨年末にテルモが再生医療等製品にかかる保険適用決定を受けた「ハートシート」に含まれるセルシードの温度応答性細胞培養器材について、テルモの定めた特別仕様製品を安定的に提供することを目的とするものであります。
テルモが製造販売する「ハートシート」は、世界初となる虚血性心疾患による重症心不全を対象とした製品で、心臓がポンプの役割を十分に果たさなくなる心不全の患者に対し、患者の大腿部から筋肉組織を採取し、組織内に含まれる骨格筋芽細胞を培養してシート状にし、そのシートを患者の心臓表面に移植することで、重症心不全の病態改善が期待できる。又、培養する細胞は患者自身から採取する自家細胞のため、拒絶反応がないことなども特徴としている。
「ハートシート」は、同社が大阪大学と共同で開発した骨格筋芽細胞シート製品で、再生医療製品を早期に承認する制度の初の適用製品であります。
一方、セルシードは、12年12月期にテルモとヒト骨格筋芽細胞シートの実用化を目指した基本合意を行い、これまで同件関連内容として申請していた一部特許については審査継続中だったが、審査期間が長期化し、テルモ「ハートシート」の今春からの販売にも影響を及ぼしかねないと判断したことから、現在審査中の特許についてはセルシードから取り下げるとしている。
テルモの16年3月期第3四半期累計の連結経常利益は前年同期比3.9%増の609億円に伸びた。併せて、通期の同利益を従来予想の730億円→750億円(前期は707億円)に2.7%上方修正し、増益率が3.2%増→6.0%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしております。
2016/03/18/8:30