タカトリ(6338)【難治性胸腹水の外来治療を可能とするモバイル型胸腹水濾過濃縮用装置(CART)を

タカトリ  [6338] 東証2部 時価:641円

タカトリ(6338)はH27年6月に医療機器事業に本格的に参入しており、徳島大学と共同で、難治性胸腹水の外来治療を可能とするモバイル型胸腹水濾過濃縮用装置(CART)を開発しました。
現在、癌患者数は増加傾向にあり、推定患者数は152 万人、約80%の癌患者が抗癌剤治療(化学療法)を受けている。抗癌剤の進歩によって手術不可能な進行癌患者の生存期間が延長し、自宅で生活しながら外来で化学療法を受ける割合が入院を上回り、月に13 万件の外来化学療法が行われている。癌の約7割を占める消化器癌、卵巣癌、肺癌は進行すると癌性胸腹膜炎を併発して胸腹水が貯まり、また、肝癌の母地となる肝硬変によっても胸腹水が貯留する。これらの胸腹水は、減塩や利尿剤が無効な難治性胸腹水であり、患者に大きな苦痛を与えるだけでなく、治療の妨げとなるため、穿刺排液や入院を余儀なくされることも多く、「難治性胸腹水の治療」は癌等の診療を行う上で重要な課題となっていることから、現在のCART は入院が必要なため、外来でも施術可能なCART が求められております。
「CART」は、癌や肝硬変による胸腹水を穿刺抜水、濾過濃縮し点滴する、1981年に保険適用となった有効な治療法であります。現在は、濾過濃縮処理の手技が煩雑で、経験を要し、臨床工学技士が行わなければならないことと、治療時間が長く、入院が必要であることから、年間約2.5万回(潜在需要の10%程度)しか実施されていません。癌患者の8割が抗癌剤治療を受け、その半数以上が外来で行われており、CARTによる外来での胸腹水治療が望まれています。
同社はベッドサイドで胸腹水採取開始と同時に濾過濃縮処理を自動で行い、早期に再静注を開始することにより、治療時間を短縮し、外来治療を可能とすること。更に、濾過濃縮処理装置を自動化することにより、未経験の医師や看護師でも簡単かつ安全に使用できる低価格なCART専用機を開発することが出来たので、平成27 年に薬事申請を行いまして、今年中に上市を目指しております。
2016/03/25/8:50