キャノン(7751)【造影剤なしで最短3秒で網膜の血管形態を可視化!】

キャノン  [7751] 東証1部 時価:3385円

キヤノン(7751)は、網膜の断面図を見ることができる光干渉断層計「OCT-HS100」において、画像処理技術OCT Angiography(アンジオグラフィ)が利用できるオプションソフトウエアを2016年4月7日に発売します。これを利用することで、造影剤を使わずに最短約3秒の検査時間で網膜の血流の状態を可視化出来ることになります。
先進諸国では、加齢黄斑変性、緑内障、糖尿病網膜症が失明原因の上位に挙げられる。これらの疾患の早期発見のためにも、OCTと眼底カメラの活用機会が今後増えるものと予想されます。
今回のOCTアンジオグラフィは、光干渉断層計で取得した網膜の断層画像から血流情報のみを抽出し、血管像を再構築する技術で、造影剤を使用することなく眼底の血管形態を描出できるため、アレルギー反応のリスクを伴わずに、網膜や脈絡膜血管内の血流の状態を可視化することが出来ます。毎秒約7万本の高速スキャンにより、最短約3秒の検査時間でOCTアンジオグラフィの画像が取得可能になり、被検者の負担を軽くするほか、目が動く被検者でも高精細に再現できるという。また、2クリックの簡単操作で画像の取得が可能となります。
網膜血管網の情報は、縦分解能3μmで3D表示し、動静脈や毛細血管の走行の上下関係を鮮明に可視化できます。これにより、緑内障診断に必要な視神経乳頭内の毛細血管の評価や、加齢黄斑変性で見られる脈絡膜の新生血管の位置を特定するなど、眼底疾病の応用検査への活用も期待されます。
同社は今後「ヘルスケア事業」を次世代の柱の一つと考え、東芝メディカルシステムズの株式を東芝(6502)から取得し子会社化するなど、医療機器への開発投資を加速していく方針であり、注目してみたい。
2016/03/30/8:50