中越パルプ(3877)【セルロースナノファイバー(CNF)第1期商業プラントを建設へ!】

中越パルプ  [3877] 東証1部 時価:196円

中越パルプ工業(3877)が昨日の取引終了後、次世代先端技術として世界的に注目を浴びているセルロースナノファイバー(CNF)をH25年度よりサンプル販売をしてきたが、量産化の目途がたったということで、総額12億円を投じて、川内工場(鹿児島県薩摩川内市)にセルロースナノファイバーの第1期商業プラントを建設すると発表しました。なお、プラントの生産能力は年間約100トン(樹脂複合化用)で、17年4月の稼働を予定しています。
同社のCNFは、九州大学の近藤哲男教授が発明した「水中対向衝突(ACC)法」をもとに、パルプと水のみから製造した製品。機能性としては高吸着性・高強度・透明性・寸法安定性・低線熱膨張などに加えて、両親媒性の特徴を備えているのが特徴。又、自社パルプより製造した一貫製造品のため、原料となるパルプも針葉樹や広葉樹にとどまらず、特に他社にはない特徴として国産竹も選択が可能だという。
現在のCNFのコストは1キログラム当たり5000―1万円程度とされる。高岸取締役は「まずは2000円を切るのが目標」と抱負を述べる。売り上げについては「20年には少なくとも数億円を目指したい」と意気込んでいる。
植物由来の次世代素材として製紙各社や化学メーカーが技術開発にしのぎを削るなか、「いかに安く作れるか」(高岸取締役)が将来の競争を左右することは言うまでもない。直面するこれらの課題がクリアできれば、他社にはない同社独自のCNFに一段と注目が集まることでしょう。
2016/04/01/8:00