アキュセラ・インク(4589)【英国マンチェスター大学と、網膜色素変性症の治療に向けた、光遺伝学治療

アキュセラ・インク  [4589] 東証M部 時価:2811円

失明や視力低下をまねく眼疾患に対する治療、または疾患の進行を遅らせる革新的な治療・医療技術の探索及び開発に取り組むアキュセラ・インク(4589)は2016 年4月5日、英国マンチェスター大学と網膜色素変性症を含む網膜変性疾患の治療に向けた、同大学のヒトロドプシンによるオプトジェネティクス治療(光遺伝学治療)の開発並びに販売を目的とする独占契約を締結したと発表しました。
網膜色素変性症は、一つまたは複数の遺伝子変異が、光を捕らえ視覚認知につなげる働きを持つ視細胞(光受容細胞)において、緩やかに進行して変性を引き起こす遺伝性の網膜疾患です。網膜色素変性症の多くは、最初に明暗を認識する桿体(かんたい)細胞が損傷され周辺視野及び夜間視力が障害されます。その後に、色を認識する錐体(すいたい)細胞が損傷され、色覚異常や中心視力の低下をきたし、最終的には失明に至ります。網膜色素変性症は、幼少期に発症する例が多く見られます。米国、欧州及びアジアでは約4,000 人に1 人が罹患する希少疾患であり、世界で140 万人が患っていると推定されています。
日本においては、厚生労働省が難病に指定しています。現在のところ網膜色素変性症に対する有効な治療法がありません。この光遺伝学技術に基づく研究は様々な遺伝子変異から起きる網膜色素変性症やそれに関連する症状に対して行われる予定で、網膜色素変性症全般に対する遺伝子変異非依存性の治療法として有用となる可能性が有ります。
この度の独占契約において眼科医であり、同社会長、社長兼最高経営責任者の窪田良博士は「視力を失われた患者の皆様が、ご自身の目で少しでも光を感じられるように、視機能を回復することに希望を見出していただくための新たな研究開発に着手できることは眼科医としてこの上ない喜びです。この度のマンチェスター大学との共同研究を機にオプトジェネティクスに基づく遺伝子治療の研究を進め、失明をきたす眼疾患の撲滅を目指し全力を挙げて開発に邁進したいと考えています。」と述べています。

2016/04/05/10:00