ヘリオス(4593)【米国ユニバーサルセル社と共同研究契約を結ぶ!】

ヘリオス  [4593] 東証M部 時価:1,529円

ヘリオス(4593)は昨日、 米国のバイオテクノロジー企業ユニバーサルセル社と、同社の開発している、遺伝子編集によってHLA(自己と非自己を識別する細胞表面抗原)の発現を調整し、免疫拒絶反応をおさえた多能性細胞を作成する技術のiPS細胞への応用に関し、ライセンス契約に移行するオプション権を含む共同研究契約を締結することを決定したと発表しました。
同社は、iPS細胞を分化誘導して作製した健康な細胞を移植することによって、病気や高齢化などにより機能不全に陥った細胞等を置換して機能を回復させ、iPSC再生医薬品の開発を中核事業としています。iPSC再生医薬品においては、他人の細胞由来のiPS細胞を使用することで、量産化・品質の安定化等を充足することができ、事業化は可能ですが、同時に細胞組織が投与される組織環境によっては免疫拒絶される可能性もあります。しかし、HLA型に関わりなく免疫拒絶のリスクが少ないiPS細胞を用いてiPSC再生医薬品を開発できれば、治療の安全性を高め、様々な疾患の治療法を検討することが可能となり、iPS細胞技術の可能性が高まるものと考えられます。
ユニバーサルセル社は、細胞/遺伝子治療を目的としたゲノム編集技術を用いて再生医薬品を開発するバイオテクノロジー企業で、ゲノム上の特定の場所の塩基配列を改変する技術で、現在世界的な関心を集めています。
同社はこれらの技術を用いて、移植に用いられる細胞に発現する免疫拒絶反応に関わる複数のHLAを遺伝子操作で改変し、細胞移植を受ける患者が免疫拒絶反応を引き起こさない細胞治療を可能とするUniversal Donor Stem Cells(万能ドナー幹細胞)の開発及び実用化を進めます。今回、ユニバーサルセル社の万能ドナー幹細胞の技術をiPSC再生医薬品へと応用する可能性を検討するため、共同研究契約の締結を決定しました。
免疫拒絶反応を抑えたiPS細胞が完成した後には、そのiPS細胞から分化誘導した細胞によって免疫拒絶反応を抑えた再生医療等製品の開発を目指す考えです。そのため、当該契約は、目の難病である滲出型╱萎縮型加齢黄斑変性及び臓器原基(Organ Bud)を用いた肝臓病・腎臓病の分野における全世界での同技術の使用に関し、オプション権も含んでおり、又、完成した細胞株の所有権は全て同社が保有します。
2016/04/06/ 7:55