小野薬品(4528)【新規がん治療薬「オプジーボ」が韓国で肺がん治療薬として承認!】

小野薬品  [4528] 東証1部 時価:4,812円

人類に四千年戦争を仕掛け、“病の皇帝”とも称される「がん」。いくつも武器を備えても、我々はまだ完全に勝利を収めてはいない。未だに、世界中の人々が、がんによって命を奪われている。
がん細胞は正常細胞から発した異形細胞であり、人を生物として繁栄させた仕組みを利用していることが、治療の難しさの一端にあります。がん細胞は、生体防御のために備わっている免疫系の攻撃を変わしながら徐々に成長して生命を脅かす一方、免疫細胞はがんとの長期の戦いにより疲弊していきます。
2014年、新しいコンセプトの抗がん剤、小野薬品工業(4528)のニボルマブ(商品名・オプジーボ)が登場、画期的な「がん免疫療法」として世界中から大きな期待を集めています。
同社は、昨日、「オプジーボ」が韓国で肺がん治療薬として承認を受けたと発表しました。すでに韓国では悪性黒色腫(メラノーマ)という皮膚がんの一種で昨年3月に承認を取得済みですが、今後は他の臓器などでも承認を追加取得し適応範囲を拡大する方針であります。韓国で承認されたのは肺がん患者のうち8割以上を占める「非小細胞肺がん」で、既存の化学療法で対応できない進行性、転移性の肺がん患者の治療にオプジーボが使えるようになります。肺がんは死亡者の最も多いがんで、韓国でも毎年1万7千人がなくなっており、今後がんによる死亡者が少なくなることでしょう
 オプジーボは抗PD―1抗体ともよばれ、免疫を使ってがん細胞を攻撃する全く新しい治療薬。がん細胞が持つ免疫抑制能力を解除し、人体がもともと持っている異物を排除する免疫機能を呼び覚ます。すでに日本でもメラノーマ、肺がんで承認を受けています。現在、様々ながん(非小細胞肺がん、腎細胞がん、悪性黒色腫、頭頸部がん、血液がん、膠芽腫、大腸がん、膵臓がん、胃がん、肝細胞がん、トリプルネガティブ乳がん、小細胞肺がん、膀胱がんなどを)に対して抗PD-1抗体の臨床試験が行われており、癌による命を亡くすことから救われる日が待ち望まれています。
2016/04/06/8:30