タカトリ(6338)【医工連携による医療機器「モバイルCART装置」開発に注目集まる!】


タカトリ  [6338] 東証2部 時価:778円

世界規模での高齢化の進展と医療需要の拡大により、世界の医療機器市場は今後益々拡大することが見込まれています。厚労省によると、13年の国内市場の規模は2兆7千億円と5年間で2割増えております。しかしながら、国内の医療機器市場は輸入超過で推移しており、更に、医療機器は製品化までに時間と費用がかかるうえ、販売承認を得る条件も厳しい為に、日本が誇る物づくり力が活かしきれていない状況です。
このような中、経産省、厚労省、文科省などの医療機器に係わる主要府省は連携し、日本の物づくり力を活かした医療機器の創出を強力に推進して「医工連携」を広げる考えであります。
タカトリ(6338)はH27年6月に医療機器事業に本格的に参入しており、徳島大学と共同で、難治性胸腹水の外来治療を可能とするモバイル型胸腹水濾過濃縮用装置(CART)を開発しました。
がんや肝硬変に伴い肺の周辺や腹部に水が溜まる症状に対し、水を抜き取った上で、濾過濃縮し、有用なタンパク成分だけを再び体に戻す治療法を「CART(濾過濃縮再静注療法)」といいます。このCARTを簡易に行えるのが同装置であります。
詳しい内容については、3月25日の推奨記事を参考にして下さい。同社は半導体製造装置を主力としており、輸出比率が約60%となっており、輸出関連メーカーは、最近の円高により為替による業績悪化が懸念されておりますが、同社は円建て決済のため、業績に為替の影響はほとんど無いです。
同装置は現在、薬事申請をしており、年内にも国内で上市できる可能性が高くなってきており、医療費抑制や、医療現場の人手不足解消を目指す政府方針に沿う材料として注目しておきたい。
2016/04/21/8:20