アキュセラ・インク(4589)【技術力とパイプライン強化で眼疾患に革新的な治療法に挑む!】

アキュセラ・インク  [4589] 東証M部 時価:3,830円

全世界で約1億3500万人(2014年)が羅患している加齢黄斑変性。欧米では失明に至る原因疾患の1位だが、根本的な治療法は見つかっていません。この難病の約9割を占めるのがドライ型加齢黄斑変性であり、加齢により羅患率が高くなることから、今後も高齢者人口の増加によって、患者数は増加の一途をたどると予測されています。この難病に立ち向かった一人の研究者であり眼科医でもある窪田良博士であります。2002年に米国シアトルの自宅地下のガレージで創業した会社がアキュセラ・インク(4589)であります。同社は2006年に視覚サイクルモジュレーション技術を用いた治療薬「エミクススタト」の開発をスタートし、2008年には大塚製薬(4578)と大型共同開発及び販売契約を結び(5百万米ドルの前払金と最大258百万米ドルのマイルストーン支払いに加えて開発費用の資金提供)を締結して、世界初の飲み薬の加齢黄斑変性治療薬候補「エミクススタト塩酸塩」の臨床第2b/3相試験の最終被験者の来院(LPLV)を終えたと発表しました。6月にも同試験のトップラインデータを発表する予定になっています。
発表に先立ち、窪田良博士は5月1日から5日までワシントン州シアトルで行われる「ARVO 2016 Annual Meeting」の前日に行われる「Education Courses」において 、「エミクススタト塩酸塩」についての講演を行います。「ARVO」は、眼科学の研究において世界的に権威のある学会で、現在会員数が75カ国以上、約12,000名を超える世界最大の眼科学会であり、眼科医や研究者が医学的な知見を深める為の医学生涯教育プログラムとして「Education Courses」を提供しています。
現在、世界の眼科医薬品規模は2011年の約1兆8000億円から2023年には3兆5000億円と年率6%の成長が予測されており、世界人口の増加の他、高齢化が進むことによって加齢黄斑変性やその他網膜疾患などの患者数が増加の一途をたどっていることが背景にあります。同期間の医薬品全体の成長率は3%程度と予測されており、眼科医薬品は業界の中でも成長性の高い領域と位置付けられています。
なお、同社株式は米国に本社があるため外国株扱いとなっているが、2015年12月に設立した日本法人を持株会社として、2016年9月に内国株として改めて上場する予定となっている。株式の割当比率は1:1となるため、現在の株価に影響はないが、国内株式扱いとなることで、国内投資家に向けた情報発信の媒体が広がり認知度の向上が進むこと、外国株式に投資できなかった機関投資家の投資機会が増すことなどから、株主価値の増大につながるものとして期待されます。
2016/04/28/8:00