キャノン(7751)【キャノントッキ、有機EL向け真空蒸着装置の生産能力を倍増!】


キャノン  [7751] 東証1部 時価:3,006円

キャノン(7751)が2010年に買収した、キヤノントッキは有機ELディスプレーの製造装置を手掛けており、現在、納入実績で世界をリードする存在である。
生産されている有機ELディスプレーは、3インチ程度の小型モバイル用が主流だが、有機ELテレビなどの大画面の生産を目的に大型ガラス基盤に適した蒸発源「パラレルショット蒸発源」も既に開発済みである。
有機ELディスプレーは米アップルが新型スマートフォンへの採用を検討しており、韓国勢や日本勢が投資に動いていることから、キヤノントッキは2016年度中に、有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)ディスプレー製造に使う真空蒸着装置の生産能力を15年度比2倍以上に引き上げる。
真空蒸着装置は真空中で有機材料を気化し、基板に付着させる装置で、現状では、量産機の大半を同社が製造している。韓国や中国、台湾メーカーを中心に好調な引き合いが続き、キヤノントッキの15年度売上高は210億円。16年度は2倍増を計画している。
これまで、アップルが本格的に有機ELパネルをiPhoneに採用するのは、2018年以降ではと見られていたが、稼働を2017年から行うとの報道も出ており、2017年のiPhoneより有機ELパネルになるとの見方が急浮上したことから、同装置の生産能力の拡大に向けて人員を増やすほか、協力会社への増産要請や製造委託先の拡大を進める。またキヤノングループの製造拠点や人員も活用する。受注拡大が続けば、主に量産機を生産する平塚事業所(神奈川県平塚市)でのライン増設も視野に入れていることから、他の有機EL関連銘柄も同様に注目したい。」
2016/05/09/8:20