澁谷工業(6340)【医療分野、人に近づくロボット技術で注目!】

澁谷工業  [6340] 東証1部 時価:1,679円

ロボットは人の代替あるいはパートナーとなることが究極の目標となる。ロボット部品製作で注目されるのが、3Dプリンターであります。医療現場では人の組織を構築できるレベルまでに技術は進んでいます。3Dプリンターの医療分野での導入について注目を集めているのは、生きている細胞から構築された人工組織の作製であります。
バイオ3D(三次元)プリンターを用いて立体的な細胞構造体を造形するロボットシステムを開発したのは、サイフューズ(東京・文京区)であります。サイフューズは、澁谷工業(6340)と共同で様々な種類のヒト細胞を3次元に造形するバイオ3D(三次元)プリンターを開発し、2012年から研究用途として国内の大学などへ販売し、米国や中国を中心とする海外にも販売を開始しました。同社の技術は、ヒトの細胞塊を繊細な針で串刺しにしながら積層し、細胞塊が融合した時点で針を除去。この技術を自動化したバイオ3Dプリンターは、三次元データと細胞塊を投入すると細胞構造体を出力する。今後は、患者の細胞から組織や臓器を製造する技術を確立し、人工多能性肝細胞(iPS細胞)などの肝細胞技術と自動培養技術を組み合わせることで、低コストで移植用組織・臓器の提供を目指すとしている。
サイフューズの社長の口石幸治は、「日本のメカトロニクスとバイオテクノロジーを融合させたバイオ3Dプリンテイング技術を、再生医療のプラットフォームにさせたい」と述べて、世界に普及させて、新しい産業を生み出したいとも語っています。漫画のように臓器を組み合わせて人を形作ることが、現実でも起こり得る。ロボットを作るのもロボットという日がいずれ来ることでしょう。
2016/06/03 8:20